不溶性の食物繊維を豊富に含む「まいたけ」は、デトックスや早食い防止の効果が。さらに、きのこ類の食物繊維「キノコキトサン」は、油分を排出したり、脂質の吸収を阻害してくれるとか。
「まいたけは歯ごたえがあるので、咀嚼に時間がかかります。ゆっくりと食べると消化もゆるやかになり、結果として血糖値の急激な上昇を避けることができるんです」と、東京高輪病院 名誉栄養管理室長で、管理栄養士の足立香代子さん。
“まいたけダイエット”のコツは、ごはんやパスタなどの主食を食べる前に、50g程度のまいたけを摂るだけ。さっそく手軽にできるレシピを足立さんに教えてもらった。
おもてなしにも◎「まいたけとアボカドの肉巻き焼き」
めんつゆで優しい味わいのひと皿。ハーブを飾り付ければ、おもてなし料理に早変わり。
材料(5個分)
まいたけ…50g 豚肉(薄切り)…5枚 アボカド…1/4個 パプリカ(細切り)…1/6個 塩・コショウ…少々 オリーブオイル…適宜 めんつゆ…適宜 トウガラシ…お好み
作り方
【1】まいたけは手で割き、パプリカは肉幅より長めの薄切り、アボカドは半分にして横に切る
【2】豚肉に軽く塩、コショウを振る
【3】豚肉に、パプリカ、アボカド、まいたけを順に重ねて巻く
【4】フライパンにオリーブオイルを引き、両面に焦げ目がつくまで【3】を焼く
【5】小鍋にめんつゆを入れ、お好みでトウガラシを加えて煮詰める
【6】【4】に【5】をはけで塗る
このほかに、「まいたけビシソワーズ」や「まいたけ卵とじ」のレシピも、次のページでご紹介!
食事に1品足すだけで、食べ過ぎ防止や体質改善が期待できる“まいたけダイエット”。東京高輪病院 名誉栄養管理室長で、管理栄養士の足立香代子さんに簡単レシピを教えてもらった。
さっと焼くだけ「焼きまいたけのおろしポン酢和え」
さっと焼いたまいたけに、大根おろしを添えるだけの簡単レシピ。大根の辛み成分「アリルイソチオシアネート」は体の代謝を高めて、脂肪が付きにくい体に導いてくれるから、一石二鳥!
→レシピは【こちら】
フライパンで作る「まいたけビシソワーズ」
まいたけの味わいを堪能できる簡単スープ。まいたけのビタミンDと牛乳のカルシウムが、骨活が必要な女子にピッタリ。腹持ちがよいので食事の最初にいただこう。
→レシピは【こちら】
常備食材でできる「まいたけ卵とじ」
卵や玉ねぎなど、身近な食材をプラスするだけでできる簡単副菜。食事の最初にいただくことで、食べ過ぎ防止を狙おう。
→レシピは【こちら】
簡単レシピを食卓に取り入れて、痩せ体質作りに励もう。
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監修:足立香代子(あだち・かよこ)
管理栄養士。一般社団法人臨床栄養実践協会理事長、日本肥満治療学会理事。1985年より東京高輪病院に務め、栄養指導に取り組む。2014年より東京高輪病院 名誉栄養管理室長