『愛の不時着』ロスなら次は…キム・スヒョンの“骨格美”に溺れる『サイコだけど大丈夫』に嗚咽必至

コロナ禍で『愛の不時着』や『梨泰院クラス』を見て久しぶりに韓国ドラマにハマり、「次は何を見よう?」と悩んでいる人も多いのでは? そこで、韓ドラ初・中級者の方にぜひ見てほしいおすすめのドラマを、『女性セブン』で長年、韓国エンタメを追いかけるライター・田名部知子がご紹介!

『サイコだけど大丈夫』場面写真

Netflixオリジナルシリーズ『サイコだけど大丈夫』独占配信中

今回は、過去の韓国ドラマの作品に類似する作品やカテゴリーが見当たらない、シュールで童話のような世界観をもつ新感覚のヒーリング・ラブストーリー『サイコだけど大丈夫』の魅力を分析してみたいと思います。現在、Netflixで独占配信されている、まったく新しい韓国ドラマの世界をぜひ体感してみてください。

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キム・スヒョン主演の新感覚ラブストーリー『サイコだけど大丈夫』

《あらすじ》

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精神病院の介護士を務めるガンテ(キム・スヒョン)は、両親もなく、1人で自閉症の兄・サンテ(オ・ジョンセ)を支え、社会の片隅でひっそりと生きてきました。

ある日、ガンテが働く病院に、朗読会の講師として童話作家のムニョン(ソ・イェジ)がやってきます。実はガンテの兄・サンテはムニョンの大ファンなのですが、ムニョンは感情や良心が欠如し問題行動も多く、極端な冷酷さを持つサイコパス。そんなムニョンに生活を引っかき回されながら、ガンテはムニョンの本質を見抜き、次第に惹かれるように…。

【見どころ1】キム・スヒョンとソ・イェジの“骨格美”にウットリ

2020年12月14日、日本Netflixが、「今日のTOP10」コンテンツを総合集計したチャート「2020総合TOP10」を発表。1位は『愛の不時着』、2位は『梨泰院クラス』で、今回ご紹介する『サイコだけど大丈夫』は6位にランクインしました。

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主演の キム・スヒョン(32歳)は、ファンタジー時代劇『太陽を抱く月』(2012年)や、『愛の不時着』と同じ脚本家の『星から来たあなた』(2013年)などの主演を務め、本作を2019年の除隊後初出演作に選びました。

◆「新韓流四天王」と呼ばれ、第4次韓流ブームを支える存在

顔と抜群のスタイルに、演技の経験値、自信、そして色気が加わった時代の寵児として、かつてはイ・ミンホ、イ・ジョンソク、キム・ウビンとともに「新韓流四天王」と呼ばれました。今は全員30代を迎え、次々と除隊しています。彼らは出演する作品に裏切りがないと言われ、特に中国をはじめとするアジア圏での人気が高く、現在の日本の第4次韓流ブームを支える存在です。

中でもキム・スヒョンのシャープなフェイスラインと立ち姿の美しさは強烈なインパクトを放ち、本作でもそれらは健在。精神病院の介護士という役柄なため、衣装も地味な看護服が多いのですが、長い首やあごのライン、たくましい体つきがくっきりと浮き立ち、かえってセクシーさを醸し出しています。

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◆ヒロインのソ・イェジは絶世の美人女優

そして、ヒロインのサイコパス作家、コ・ムニョンを演じるのは、絶世の美人女優、ソ・イェジ。バービー人形のようにスラリと伸びた長い脚、内臓が入っているのか疑いたくなるような細すぎるウエスト、大きな瞳に長いアイラッシュの小悪魔メイク、この人にしか着こなせない華麗なファッションの数々に、毎回ため息が止まりません。

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日本ではあまりなじみのなかった女優さんですが、『梨泰院クラス』のパク・ソジュン主演の時代劇『花郎〈ファラン〉』(2016年)や、東方神起ユンホ主演の時代劇『夜警日誌』(2014年)に出演しています。以前は太い眉毛がトレードマークでしたが、本作ではだいぶ整えられていたので、さらにあかぬけた印象を受けました。

◆主演2人の美しさが物語の切なさや悲哀をさらに高める

この主演2人の美しさが、物語の切なさや悲哀をさらに高めていきます。そして、ムニョンが放つサイコな行動や言動もインパクト大! 出会って早々、ムニョンは美しいガンテを気に入り、ガンテにストレートで強烈な言葉を放ちます。

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「ムン・ガンテを私にちょうだい。靴、服、カバン、自動車、私の目にキレイだと映ったら欲しくなるし、欲しくなったら手に入れなきゃ」

ガンテは、靴やカバン、自動車と同じ“欲しい物”として扱われ、ムニョンは「欲望には何か特別な理由がないとダメなの?」と開き直り、ガンテをさらに混乱させるのです。

【見どころ2】トラウマを抱えた男女の切ない運命に涙、涙・・・

ガンテとサンテは子供時代に母親を殺人事件で失い、サンテはそのトラウマに今でも苦しめられ、ガンテもまたサンテを守るという強い使命感にがんじがらめになっています。そして亡き母に、「(自閉症の)兄の面倒を見てもらうために産んだ」と言われた心の傷を乗り越えられずにいます。

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サイコパスそのものに見えるムニョンもまた、生まれつき愛を知らず、猟奇的な母親の呪縛の中で、孤独に怯え生きてきました。

ところがガンテはサイコパスのムニョンを愛するうちに、これまでふたをして生きてきた自分の気持ちを解放し、次第に癒されていくように。同じくムニョンもまたガンテの心を無理やりこじ開けるうち、ガンテの心の闇や繊細さに触れ、ムニョン自身が癒されていきます。

◆3人の関係が優しい気持ちにしてくれる

一見悪縁と思われたガンテ、ムニョン、サンテ3人の関係が、お互いを癒しあう存在になっていく様子を見ていると、なんともいえない優しい気持ちにさせられます。

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キム・スヒョンも放送終了後のインタビューで、「ぼくが一番癒されました。皆さんも癒されてほしいです。“大丈夫”じゃなくても大丈夫です!」と語っているほど。

「ありのままの自分で大丈夫。たとえサイコパスだったとしても、そのままで大丈夫なんだよ!」というのが、タイトルと本作に込められたメッセージなのだと受け取れます。

【見どころ3】絶対に真似できないけど、思わずウットリ! コ・ムニョンの過激で華麗なファッション&ヘア・メイク

ムニョンは圧倒的な美貌と浮世離れしたスタイルで、個性的な服を着こなしていますが、ガンテへの愛を知り、回を追うごとに、毒々しいビジュアルがどんどん愛らしくなっていくのがわかります。

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オールブラックのハードなファッションは、柔らかいパステルカラーのワンピースや真っ白なレースをあしらったワンピースに変わり、アイラインを長く引いたアイメイクは、柔らかく変化。

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にらみつけるような視線だったのが、目尻を思いきり下げたかわいい笑顔がたくさん登場するようになります。ソ・イェジの目じりを下げる笑顔はこの人の最大のチャームポイントでもあり、親しみやすさすら感じられるのです。

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衣装やヘア・メイクの変化で女性の心の機微を見せる演出は、本当に素晴らしいと思います。

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甘めなシャツワンピースに太いベルトで細い腰をキュッと締め、ビッグなサングラスで小顔がさらに引き立っています(Netflixオリジナルシリーズ『サイコだけど大丈夫』独占配信中)

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艶やかな黒髪に、ロングピアスはマストアイテム(Netflixオリジナルシリーズ『サイコだけど大丈夫』独占配信中)

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コ・ムニョンでなければ着こなせない、肩に大きなコサージュをまとった大胆な花柄のドレス(Netflixオリジナルシリーズ『サイコだけど大丈夫』独占配信中)

【見どころ4】影の主演!? 兄役オ・ジョンセの演技が光る

好きなものは、作家コ・ムニョン、恐竜、ストライプのシャツ、嫌いなものは、蝶、嘘、頭をなでられること――。オ・ジョンセ(43歳)は、繊細でとても温かい心をもった自閉症のサンテになりきり、“サンテ・オッパ(ムニョンがサンテを呼ぶ呼び方で、韓国語で「サンテ兄さん」の意)”の愛称で呼ばれ、親しまれています。

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それはもう圧倒的な存在感で、主演2人を食ってしまったのではないかと言われたほどで、ときに激しくぶつかりながら、不器用に互いを思いやる兄弟の姿には、何度も胸が締めつけられます。

同じくNetflixで配信中のドラマ『椿の花咲く頃』では、セクハラ・パワハラ気味にヒロインに絡む中年オヤジ役で視聴者を絶妙にイラつかせ、「第56回百想芸術大賞授賞」で最優秀助演俳優賞を受賞している名バイプレーヤーです。

不思議な魅力と中毒性のある『サイコだけど大丈夫』ですが、「『愛の不時着』よりずっと好き」という熱烈なファンも多いのです。

誰も想像すらしなかったコロナ禍の今。知らず知らずのうちに心にたまった疲労を、このドラマを見て、温かい涙を流しながら癒してみてはいかがでしょうか。

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『サイコだけど大丈夫』

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韓国エンタメライター・田名部知子

韓国エンタメライター・田名部知子

『冬のソナタ』の時代から16年、K-POP、韓国ドラマを追いかけるアラフィフ・オタク記者。『女性セブン』やエンタメ誌を中心に執筆し、取材やプライベートで渡韓回数は100回超え。韓国の食や文化についても発信中。2018年に韓国の梨花女子大学に短期語学留学し、人生2度目の女子大生を経験。twitter.com/t7joshi

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