知っておきたい日本茶・和菓子のマナー|茶碗の正面には口を付けないのが礼儀

日に日に肌寒くなり、温かい日本茶に心身が和む季節。今回は、かしこまった場でも堂々と振る舞える日本茶の飲み方マナーを、和菓子の食べ方とあわせてマナーアドバイザーの松本繁美さんが教えてくれました。突然のお茶のお誘いも安心して楽しめますよ!

日本茶の飲み方のポイントは飲む前後

日本茶の飲み方で知っておきたいポイントは、飲む前後にある。

日本茶と和菓子

写真/ゲッティイメージズ

「茶碗の正面には絵柄が描かれていることが多く、正面を自分に向けて呈されます。大切な絵柄には直接口を付けないのがお茶を出してくれた相手への礼儀になるので、飲み口をずらしてからいただきましょう」と松本さん。

飲み終えるときは一滴残らずすすろうとすると音が立ってしまうため、少し残すのがよいという。

◆和菓子が一緒に出たときの食べ方

また、和菓子が一緒に出された場合の食べ方も覚えておきたい。

「懐紙をお皿代わりにして、干菓子は手で、生菓子は黒文字という楊枝で切り分け、刺して食べます。食後は黒文字ごと懐紙を折り畳むか、食べきれなかった和菓子を懐紙に包んで持ち帰りましょう」(松本さん・以下同)

手を付ける順番は日本茶が先。「いただきます」「ごちそうさまでした」の挨拶も忘れずに行って。

日本茶の飲み方マナー

茶碗の正面をずらしてから飲み、飲み終わったらふたは元に戻す。

【1】ふた付きの場合、茶碗に左手を添えて右手でふたを開け、内側の水滴を茶碗の中に落とす。その後、両手でふたを持ち直し、茶托の右奥に裏返して置く。ふたが転がらないよう、ふたの端を茶托に差し込むとよい。

茶碗に入ったお茶とふたが並んでいる

【2】右手で茶碗を持ち上げて左手にのせ、絵柄を楽しんだ後、茶碗を時計回りに回して正面を少しずらす。

茶碗を左手で受け、右手を添えている

【3】底に日本茶を少量残した状態で飲み終わり、茶托の中央に茶碗を置く。ふた付きの場合は、ふたを両手で持ち上げ、右手でつまみを持って茶碗に被せる。

茶碗のふたがしまっている

和菓子の食べ方マナー

和菓子は懐紙にのせて持ち上げ、干菓子は手で、生菓子は黒文字で食べる。※ここでは右利きの場合を例に解説しています。

◆生菓子

懐紙(または銘々皿)に1つ取って懐紙ごと左手で持ち、黒文字で3分の1ほどの大きさに切り分けてから、刺して食べる。残りは半分に切り分け、1つずつ刺して食べる。

和菓子を手で持っている

まんじゅうはひと口大に手で割るか、黒文字が添えてあれば切り分けて食べる。

◆干菓子

干菓子を手でつまんでいる

懐紙(銘々皿で出されることもある)に1種類ずつ取って懐紙ごと左手で持ち上げ、右手で1つずつ口元へ運ぶ。

干菓子を手で一口大にしている

大きい煎餅などはひと口大に手で割って食べると上品。

教えてくれた人:松本繁美さん

マナーアドバイザー、エル・ステーションLTD.代表。研修や客員講師、メディアの監修で活躍。

取材・文/スペースリーブ(加藤瞳) イラスト/細川夏子

※女性セブン2020年12月3日号
https://josei7.com/

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