夫に「なんでもいい」と言わせないために…食事メニュー聞くときのテクニック

夫婦とは違う生き物。察したり共感してもらうのは難しい。それを踏まえてどう会話するべきか。なにか質問すると、「なんでもいい」と言いがちな夫。そう言わせないための会話術を伝授します。話すタイミングや言い方、聞き方をちょっと変えるだけで、不思議と会話がスムーズに!

写真/ゲッティイメージズ

相談したいときの会話テク

●妻の本音「相談したいことはすぐにでも話して考えを共有したい!」
●夫の本音「家の中では“オフモード”。だから、考え事をするには心構えが必要!」

妻は相談したいことがあると、パッと相談してモヤモヤを解消したり、考えを共有したいと思うもの。ところが夫には“準備”が必要だと、男女の脳の違いを研究する佛教大学保健医療技術学部教授の河田光博さんは話す。

「男性は一般的に、戦場ともいえる勤務先から家に戻ると、リラックスした“オフモード”に頭のスイッチが切り替わります。しかもマルチタスクが苦手なので、何かをしているときは、ほかのことを考えられなくなります。一方、女性は右脳と左脳をつなぐ回路・脳梁の数が多いため、マルチタスクが得意で、オンとオフの切り替えが早い傾向にあります」

◆夫は思考回路をすぐ切り替えられない

頭を使って考えてほしい事柄について、突然夫に相談をしても、すぐに頭を切り替えられず真剣に対応してもらえない。そこで、事前にアポを取るなどして、夫に“心の準備期間”を与えるのがおすすめ。さらにビジネスライクに話すと、仕事モードになってしっかり考えてくれる。

メールで相談したいとアポを取る女性

大事な相談を夫にするならアポを取ろう

食事メニューの聞き方テク

●妻の本音「具体的に教えてほしいわ
●夫の本音「正直、おいしければなんでもいい…」

「今日は何が食べたい?」「なんでもいい」―どれだけの夫婦がこのやり取りを繰り返し、イライラしてきただろうか。これも、夫婦の立場を考えれば、解決策が見えてくる。

「特に普段、食事を作らない夫は、メニューを考えるのがいかに大変かを知りません。しかも、食事時ではないときに聞かれても、頭を切り替えられないので返答に詰まり、つい“なんでもいい”と答えてしまいがちです」(池川クリニック院長、医学博士・池川明さん・以下同)

明確な答えを得たいなら、「和と洋、どっちがいい?」などと選択肢を示すと夫も答えやすくなる。

◆時には立場を交代することも有効

それでも毎日の献立を考えるのが苦痛なら、その大変さを夫に伝えるのも手だという。

「“明日はあなたが好きなものを自由に作ってね”とバトンを渡すのもおすすめ。相手の心情を想像することが苦手な夫に、妻と同じ経験をさせ、身をもって苦労させるのも有効です」

食事は何がいいか具体的に聞く女性

相手が答えやすいように選択肢を出す

愚痴を話したいときのテク

●妻の本音「説教とか解決策とかいらない! ただ聞いてほしいの
●夫の本音「聞いたらアドバイスしたくなるんだよね。おれは弱みを見せたくないから愚痴は言わないけど」

女性にとって会話で重要なのは、共感してもらうことだが、男性が重視するのは、情報共有と問題解決だ。これを前提にして接しないと、夫婦の会話はややこしくなる。男女関係の問題に詳しい川崎貴子さんは言う。

「妻は、気持ちをわかってもらいたくて愚痴をこぼします。一方、闘争意識の高い夫は、相手に弱みを見せたがらず愚痴は話さない傾向が。会話は情報の交換と捉えているので、ゴールの見えない妻の愚痴には、“こうした方がいいよ”などと、助言や説教をしがち。妻からしてみればそんな対応は不要なため、けんかの種になってしまいます」

こうしたすれ違いを防ぐには、先手を打つこと。

「話す前に、“愚痴を言ってもいい? ただ聞いてもらうだけでいいの”などと、目的を伝えましょう」(川崎さん)

◆近距離で話すと共感されやすい

愚痴を話すときは距離もポイントに。

「共感してもらいたいときは、横並びやL字など、触れ合える場所に座りましょう。距離が近く、目も合うと、共感する感情を高ぶらせるホルモン・オキシトシンが出やすくなるからです」(河田さん)

愚痴を言いたいと宣言している女性

「ただ聞いてほしいの」と宣言しよう

教えてくれたのは

河田光博さん/医学博士。佛教大学保健医療技術学部教授、京都府立医科大学名誉教授。専門分野は神経内分泌学、脳科学、解剖学。

池川明さん/池川クリニック院長、医学博士。主な著書は『男と女は、イヌとネコ 違いがわかればもっとハッピー! 夫婦の異文化交流術』(BAB JAPAN)など多数。

川崎貴子さん/キャリアコンサルティング「リントス」代表取締役。主な著書は『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(ベストセラーズ)など多数。

取材・文/桜田容子 イラスト/ユキミ

※女性セブン2020年11月19日号

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