髪の潤いを守るアイリスオーヤマのドライヤー『モイストプロドライヤー』の使い勝手は?【美容家電レビュー】

近年発売されるドライヤーは、髪のダメージに配慮する製品が増えてきた。そんなドライヤー商戦に、アイリスオーヤマも参入。6月25日に発売されたばかりの『モイストプロドライヤー HDR-MC1』だ。

アイリスオーヤマ『モイストプロドライヤー HDR-MC1』の白

美容家電に詳しいライターの田中真紀子さんが話す。

「実はアイリスオーヤマが手掛けるドライヤーは第2弾。以前同社が発売したドライヤーはユニークなスタンド式だったため、今年6月25日に発売された新製品が初の本格ドライヤーといっていいでしょう」(田中さん・以下同)

髪の温度を60℃以下に保つドライヤーで髪の潤いを守る

『モイストプロドライヤー』は、髪の毛への“いたわり”を最優先に設計されている。

アイリスオーヤマ『モイストプロドライヤー HDR-MC1』のピンク

「毛髪は、濡れた状態で表面温度が60℃を超えると髪の主成分であるたんぱく質の状態が変わり、ぱさつきや枝毛の原因になると言われています。その点、この製品は髪自体の温度が60度を超えないようヒーターの出力を調節する機能を搭載しているため、過度な熱による髪のダメージを抑えてくれ、安心して使えます。髪の表面温度を測る『サーモセンサーテクノロジー』が髪の表面温度を測定し、髪の温度によってヒーターの出力を自動的に上げ下げしてくれるのです。メーカーによると、温度コントロールのないドライヤーで乾かすよりも、髪の水分比率は約16%多くキープされるそうです」

では、実際の使用感などはどうか。田中さんに5つの視点からジャッジしてもらった。

【意外性】自動的に温風の温度を調節

ユニークなのが、使っている最中に自動的に温風の温度が変わること。

「センサーが髪の温度を測っており、濡れた髪は温度が低いのでヒーターの出力を強くし、乾き始めると髪の温度が上がってくるためヒーターの出力を弱めるなど、自動で切り替えてくれる点がありがたいですね。高温時は温風が少し熱く感じますが、次第に温度が下がるので安心です」

髪の温度に合わせて本体横のLEDライトの色が、高温はピンク、中温は黄色、低温は青と、3段階で変わっていくのも面白い。

「このランプが、髪の乾き具合の目安になるのも便利です。ただし、片側にしかついていないので、右手で持って使うとライトの色が見られないのは残念」

【使用感】髪が熱くなりすぎないのが夏には快適

使う際には、まず「サーモセンサー」のスイッチをONに。その上で、もっとも風量が出る「TURBO」設定で乾かすと、髪を高温の温風から守りながら強めの風量で他の設定よりも速く乾かすことができる。

使い心地に関しては、「自動で温度調節してくれるため、かけていても髪が熱くなりすぎない。夏に使うドライヤーとしては快適です」と、田中さん。

「また、『なるほど家電』をうたうアイリスオーヤマらしく、温度を測って温度を切り替える点も、わかりやすく髪へのやさしさを考えていると思いました。ただ、乾かしたあとの髪の手触りは、マイナスイオンを搭載しているはずですが、イオン技術に定評のあるメーカーに比べると、サラサラ感などの変化を感じにくいかもしれません」

【手軽さ】重量はやや重め

ドライヤーは、ロングヘアや髪の量が多い人は特に長い間片手で持ち続ける必要がある。そのため持ちやすさは重要。

アイリスオーヤマ『モイストプロドライヤー HDR-MC1』の黒を折りたたんだ状態

「こちらは本体重量700g。最近のドライヤーとしては重めなほう。バランスは悪くないので持ちづらいことはありませんが、軽量タイプを使っている人には重く感じるかもしれません。さらに乾燥に時間がかかる点や右手で持つとライトが見えないなど、少しずつ惜しいです」

【時短】速乾性はそこまで期待できず

速乾性はどうだろうか。結論から言うと、「残念ながら、時短と言えるほど速くは乾きません。髪へのやさしさを優先したい人向けです」とのこと。

「近頃は大風量にすることで乾かすスピードを上げて速乾性を出す製品が多いのですが、『モイストプロドライヤー』の場合、温風の出口が狭く、風量は1.1平方メートル/分。ドライヤーの“大風量化”の時代にしては弱く、乾きが遅い方だと感じました。私の場合、鎖骨より下のロングヘアで髪質は細く、一般の人より乾くのは早い方ですが、速乾性をうたうドライヤーで5分~6分半だったのが、本製品では7分半かかりました」

【コスパ】この機能でこの値段はお得かも

「高級ドライヤーの中では、機能的に1万6800円前後はお得かもしれません。ただ、メリットとデメリットをよくよく見極める必要はありそうです」

『モイストプロドライヤー』は、速乾性や軽さを重視する人より、髪のダメージに悩む人に向いていると言えよう。

繰り返しになるが、本製品の最大のメリットはドライヤーによる過度な熱から髪を守ってくれること。「ドライヤーをかけるたびに髪が傷む」ことで悩む人や、それにより自然乾燥したり、髪が完全に乾いてない状態で就寝し、さらに傷めてしまう人には特におすすめだ。

【データ】
アイリスオーヤマ『モイストプロドライヤー HDR-MC1』
販売価格:1万6280円(税込)※編集部調べの実勢価格
販売場所:家電量販店、楽天市場、Amazon、アイリスオーヤマ公式通販サイトなど
https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=H274441F

この人に聞きました:田中真紀子さん

美容家電と白物家電を専門とするライター。雑誌やウェブなどの多くのメディアで、新製品を始めさまざまな家電についてレビューを執筆している。1児の母として、慌ただしい生活でも手軽に使えてキレイになれる美容家電を日々研究中。

取材・文/桜田容子

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