92歳の母ちゃんが倒れた!63歳オバ記者、原付バイクで実家の茨城に向かった

「摂取カロリーより消費カロリーを増やす」と地道にウォーキングなどのダイエットを続けていたオバ記者に、ある知らせが届いた。

オバ記者

92歳の母親が緊急事態だという。オバ記者は原付バイクにまたがり、実家の茨城に向かった。

* * *

11歳下の弟から「母ちゃんが…」

ダイエットどころではないって。軽い心臓弁膜症の持病のある私は、今年の気圧の変化に体がついていかなくて、午前中は使いものにならない。同世代の友人にそんな愚痴を話していたら、「母ちゃんが倒れた」と11歳年下の弟から電話が入った。田舎でひとり暮らしをしている92歳の母親が、台所の床に「カブトムシみたいに倒れていた」と弟はいうけれど、声が上ずっている。母ちゃんはひとりで立ち上がれず、トイレにも行けず。すわ、入院か!

オバ記者の母

落ち着いてから病院に行ったら熱中症とのことで、入院するほどのことではなかったんだけどね。気になるので、一泊だけ帰省したら、笑ってはいるけれど目に力がないっていうか、やっぱりちょっとヘン。お風呂で真後ろに倒れて台所まではっていったらしんだけど、一時期は意識も飛んだせいか、お風呂が怖いというの。

しかし、こたつの定位置から私の足元から頭を見て、「太ったなー」って憎まれ口を叩くのは忘れない。そういえば私、母親から「痩せたなー」って言われたことないんだよね。40代半ばに、肉体系アルバイトをして8か月で13kg痩せたときも、「痩せた」とはいわず、「背、伸びたか?」だって。ったく、こんな状況でもキャラが変わらないのは、憎らしいやら、ありがたいやら。

トマト、とうもろこし…”朝穫れ野菜”がズラリ

店頭に並ぶ野菜

翌朝は、目が覚めて布団を畳んだところで近所の人が来た。それでコーヒーを淹れたりしていたら、食欲が引っ込んじゃってね。92歳の母親と、63歳の娘の“限界家族”は、こんなときいいんだわ。朝食なんかどうでもいい。気の向くまま、流されるまま、だもの。母ちゃんが茶飲み話をしている間に、私は原チャで地域の物産センターまでひと走りする。

その日の朝、収穫したばかりの野菜が並んだ棚を、まあ、見てよ。ビニールごしにも、トマトの勢い、とうもろこしの甘みがあふれていると思わない? しかも新鮮な農作物は、毎日見ても、見飽きることがないの。

ふわふわかき氷に舌鼓!

かき氷

飽きることがないといえば、小学校の同級生が店長をしている桜川市の『おかきカフェ』のかき氷がそう。どうしたらこんなに、ふわっふわっのかき氷が作れるのか、毎回、聞こうと思うんだけど、口に含んだとたん何もかも忘れちゃうんだわ。手作りの練乳の上品な甘みも極上だよ。

原チャでうねうねした山道を

山道

朝食代わりにかき氷を食べて家に帰ったら母ちゃんは、まだ茶飲み話中。買った野菜を置いて、「バイクでひと回りしてくるよ」と声をかけると、「気を付けて行け」だって。

実は前から走りたかったコースがある。わが桜川市からバイクで標高309mの上曽峠を超えて、古い家が残る八郷町を通り、筑波連山の稜線を北に走らせてみたいと。で、とりあえず山登り。

うねうねとした山道は、大きな車が後ろからくると「今、早く追い抜いて~」と叫びたくなり、前から来れば「こっちに来ないでね~」と祈りたくなるよう。

毎回、車でここを通るたび、なぜこんなに風格のある家が数えきれないほどあるのか、不思議で仕方がない。で、この日も不思議は不思議のまま、通過。

母ちゃんがホメてくれた

茨城県内の風格のある家

しかし年をとって覚えた遊びはやめられないっていうけれど、ほんとだね。田舎の知らない集落を、交差点の前で山カンを働かせてバイクで適当に右に左に折れて走ること2時間。

家に帰って母親に通ってきた地名を並べて見せたら、「よ~ぐ行ってきたなや~」とホメてくれた。この婆さんが丈夫なうちに、スリムになった私をもう一度、見せてやろうかな。

オバ記者(野原広子)

1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。一昨年、7か月で11kgの減量を達成。

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  1. 宇宙寺 より:

    とても長閑で素敵な文章ですね。桜川市の田園風景が思い浮かびます。(下妻物語みたい)茨城は野菜がいいんだよねぇ。屋並の素晴らしさといえば土浦大曽根線(128号線)沿いの大曽根、栗原辺りにも長屋門の立派な農家造りが並んでいますね。
    車で通過してしまいますが、いつか散策してみたいと思っています。
    土浦市在住ですが、武漢肺炎下においては、観光地などな〜んもない野菜が美味しい茨城に住んでいることに心の底から安らぎを感じています。

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