シャンプーを手で泡立ててから洗うのはNG?専門家が教える正しいシャンプーのやり方

ヘアケアを頑張っているのに、いまいち効果が実感できないという人や、毎日シャンプーをしているのに頭皮環境が気になるという人は、シャンプーのやり方が間違っているのかも。

絡んだ髪を持ち上げている

写真/Getty Images

いかに高いシャンプーを使っていても、やり方が間違っていれば、髪の毛にダメージが蓄積したり、頭皮をきれいに洗うことができていなかったり、思うような効果は見込めないもの。これまでシャンプーのやり方を意識してこなかったという人は「頭皮と肌の専門店~希翠(きっすい)~」の店舗責任者で、毛髪診断士の田邊未奈美さんが教える正しいシャンプーの方法を実践してみて。

シャンプーの選び方のポイント

正しいシャンプーの仕方の前に、まずはシャンプー選びのポイントについてチェック。

◆硫酸系のシャンプーに注意

ラウレス硫酸などの硫酸系のシャンプーは泡立ちがよく、洗浄力が強い代わりにダメージを与えやすい。乾燥肌や炎症がある人はもちろん、長い目で見ると髪が細くなるなどデメリットが大きいので、避けるのがベター。

◆毛髪ケア成分をチェック

髪の毛はたんぱく質(18種類のアミノ酸)でできているが、食事だけでは髪に十分な量を摂ることが難しいので、シャンプーなどで外から補填することも重要。多種類のアミノ酸のはいっているものを選ぶことで、より必要なアミノ酸を補いながらケアすることができる。

「髪の毛のケア剤として、加水分解◯◯と表記されている成分=PPT(タンパク質)を補うものやキューティクルの剥離(はくり)を抑え、水分の維持を助けてくれるCMCが配合されている物もオススメです」(田邊さん・以下同)

保湿成分として配合されているのは、セラミド、ハチミツ、グリセリン、植物由来のオイルなど。髪の毛が細くボリューム不足が気になる人は、オイル系以外の保湿成分がはいっているものを選んで。

アミノ酸やたんぱく質、保湿成分の他にポイントとなるのは、フルーツ成分。フルーツ酸には弱酸性pHを調整し、キューティクルを引き締める効果があるので、はいっているものを選ぶのがおすすめ。

◆季節に合わせてシャンプーを変えるのも◎

自分に合っていると思って使っているシャンプーでも、1年中同じものを使っていると、例えば暑い季節はかゆみが出やすいなど変化に気づくことも。体からのサインを感じて、そのときどきでシャンプーを変えていくことが必要。

◆高価なシャンプーを使い続けるのが難しいときは併用を

アミノ酸配合など、いい成分を使っているシャンプーほど高価になる傾向が。そのようなシャンプーを使い続けることが難しい場合は、比較的安価なシャンプーを使いながら2~3日に1度はいいシャンプーを使う、というように併用することで、髪ダメージの蓄積を遅らせることもできる。

→髪のお悩み別シャンプーの選び方

正しいシャンプーのやり方

シャンプーをしている女性

写真/Getty Images

髪を傷めず地肌を清潔にする正しいシャンプーのやり方は、髪ではなく地肌を洗う意識で行うこと。髪の毛同士をこすり洗いするのはNG。

◆シャンプーのポイント

・予洗い(シャンプー前のすすぎ)をしっかり行うことで、汚れの70%を落とすことができる
・髪ではなく地肌で泡を立てる
・泡が細かければ細かいほど、つぶれにくくまんべんなく頭皮や毛髪に行き渡り汚れを落としてくれる
・髪の毛の長い人は洗う前にブラッシングする

◆シャンプーの手順

【1】襟足が泡立ちにくいので、耳の後ろから襟足にシャンプーをつけて、それから指の腹で地肌を撫でるように上に優しく動かすと空気がはいってふわふわと泡立つ。
【2】モコモコの泡ができてから、地肌を動かす。すると、地肌の動きで、毛穴の汚れが浮いてくる(そのときに泡が必要なので、泡立てをしっかりと行っておく)。
【3】できるだけ髪の毛に摩擦をかけないように、毛髪部分は指で櫛を通すように洗う。
【4】ダメージ毛が気になる人は毛先にシリコン入りのシャンプーを使用する。
【5】生え際、耳周り、襟足などシャンプーが残りやすい部分は、地肌がキュッキュッというまでしっかりすすぐ。すすぎ残しは、におい、かゆみ、吹き出物の原因に。

髪をタオルで拭いている女性

写真/Getty Images

タオルドライのポイント

・摩擦をできるだけ避けたいので、こするように拭き取るのではなく、タオルに髪を挟み込んで圧をかけて水分をとる(髪の毛は摩擦には弱いが圧には強い)

ドライヤーをかけるときのポイント

・風向は上から下に向かって
・片手で髪を持ち上げ、根元や地肌を乾かす意識で風をあてる

《多機能ドライヤーの場合》

・低温であれば近づけてできるだけ振らずに風をあてる
・高温であれば離して振らずに風をあてる

《高温になるドライヤーの場合》

・熱を分散させるために手やドライヤーを振って風をあてる
・熱くない距離まで離して風をあてる

ブラッシングのポイント

・目があらくクッション性のあるブラシを選ぶ
※動物性の毛を使ったブラシはキューティクルが削れやすく、逆にダメージの原因になるため使わないのがベター

ポンプからシャンプーを手のひらに出している

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「手で泡を立ててから髪につけているかたもいると思いますが、そうすると泡がつぶれやすいので、泡立てる前のシャンプーを地肌につけて頭皮で泡立てるようにしましょう。また、泡が行き渡れば毛髪の汚れは落ちるので、髪の毛同士をこすり合わせるのはNGです。洗い流す前の仕上げに、手櫛か目の粗い櫛で地肌から毛先に向かってとかすように洗ってください。地肌を意識してこすり洗いをしなければ髪の毛が絡まることもなく、細かい泡が髪の毛と髪の毛の間にクッションの役割をしてくれて、とかしても傷ませずにケアできます」

教えてくれた人:田邊未奈美さん

たなべ・みなみ。美容師、介護福祉士、美容福祉師、毛髪診断士の資格を所持。美容福祉士の資格を取れる学校を卒業し、福祉施設や介護の仕事をした後、美容の世界へ。そこでシャンプーやマッサージで喜んでもらえることに一番の幸せを感じ、その技術を追求したいとエステやヘッドスパ専門店での経験を積んだのち、専門性を求めて希翠へ入店。現在は店舗責任者を務めている。女性誌やWEBメディアで頭皮ケアの記事の監修などを数多く手がける。http://kissui.tokyo/

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