皇后雅子さまは、これまで季節に合わせたエレガントなコーデを見せられてきた。気温30℃超えの日もあるなど、夏本番の今、雅子さまの夏の装いを振り返ってみたい。清楚で露出が少ないながらも、清涼感と気品を感じさせる雅子さまの夏ファッション。その“魅せワザ”に迫る。
難易度高めのオールホワイトも、圧巻の着こなし

撮影/雑誌協会代表取材
皇太子妃時代、オランダ王室の招きで、2週間同国に滞在された際の1枚。白のセットアップスーツにインナーも白、靴も白という、オールホワイトスタイルを披露された。夏ということもあり、風通しのいい、あまりタイトではないスーツ。だからこそ、センタープレスが際立ち、美しいたたずまいだ。あえて、足元は、スーツよりも少しベージュに寄せた白を選ぶことで、素材の違いを見せ、メリハリをつけられていた。(2006年8月)
スキントーンのスーツで軽さを演出

撮影/雑誌協会代表取材
「大アマゾン展」(東京・国立科学博物館)ご鑑賞の際の雅子さま。明るめのベージュにインナーは白を合わせ、スキントーンで統一することで、初夏のスーツでも重たくなく、軽快な印象に。アクセサリーは、茶色の濃淡のパールをつないで表情を持たせたネックレス。少し長めのレングスが体の動きに合わせて見え隠れするのがチャーミング。(2015年6月10日)
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白の縁取りがさわやかな印象

撮影/雑誌協会代表取材
第70回全国植樹祭(名古屋観光ホテル)。新緑の季節にぴったりな色合いのパンツスーツをお召しになっていた。ライトグレーに白の縁取りがさわやかな印象。足元も白と淡いブルーのバイカラーで、メリハリがあり、涼しげな色合い。(2019年6月1日)
「白×ネイビー」がクール!

撮影/雑誌協会代表取材
『地球科学・リモートセンシング国際シンポジウム2019』の開会式に出席された雅子さま。お気に入りのとんぼ玉(チャイニーズノット)をアクセントにした白と紺のスーツがさわやか。顔周りは白を多めの配分にすることで、表情をいっそう明るく見せ、ボトムは締め色のネイビーを多めにすることで、引き締まった印象に。(2019年7月29日)
白ベースに水色+アップスタイルで夏満喫

撮影/雑誌協会代表取材
天皇ご一家の2019年夏2度目のご静養となる那須御用邸ご滞在のため、JR那須塩原駅に到着された際の1枚。白のインナー、白いパンツ、白バッグと、ベースは白。そこに、ネックレスに合わせた貝ボタンのついたコットンのブレザーを組み合わされた雅子さま。ヘアも涼しげなアップスタイルですっきり。(2019年8月19日)
涼しい風を感じさせるストールがポイント

撮影/雑誌協会代表取材
三の丸尚蔵館(東京)での「慶びの花々」ご鑑賞の際は、ややグレーがかった全身白スーツがシャープ。フリンジつきのストールには涼やかなブルーの花が描かれていて、暑さを感じさせない、むしろ涼しい風を感じられるさわやかな雰囲気にまとまっていた。(2019年6月19日)