髪の潤いを保つカギはネバネバ成分!美髪に欠かせない食材とは?

どんなに若くても、パサついた髪では老けた印象に見えてしまう。「髪の老化が気になり始めたら、積極的にネバネバ成分を摂るのが髪のアンチエイジングには最適です」と管理栄養士の菊池真由子さんは言う。菊池さんに潤いたっぷりの髪を維持できる食材とその食べ方を聞いた。

髪の潤いを保つコンドロイチンの効果

モロヘイヤ

写真/ゲッティイメージズ

「モロヘイヤとおくらの“合わせ技”が最強です。一番の理由は“ネバネバ”の量。それぞれの野菜にネバネバ成分が含まれていますが、組み合わせることで成分の量が増えて髪への効果もアップします。このネバネバの成分がコンドロイチン。コンドロイチンは保水性に富み、潤いのあるツヤを維持するのに効果的です」(菊池さん・以下同)

コンドロイチンはネバネバ食材の納豆や山芋にも含まれているが、中でも、モロヘイヤとおくらをすすめる理由とは?

◆ビタミンB群も新陳代謝を活発化

「髪は紫外線を浴びることで、パサついたり色が抜けやすくなりますが、モロヘイヤには、紫外線のダメージや老化から髪を守ってくれるβ-カロテンが豊富に含まれています。一般的にβ-カロテンの量が多いにんじんよりも含有率は高く、食材の中でもトップクラスです」

さらに、モロヘイヤはビタミンB群の含有率も高い。

「ビタミンB群は新陳代謝を活性化する栄養素。傷んだ髪の毛がスムーズに新しい髪の毛に生え変わるためには欠かせません」

おくらのビタミンCがストレスを抑える

おくら

写真/ゲッティイメージズ

では、おくらはコンドロイチン以外にどんな“美髪成分”を含んでいるのか?

「おくらが含むビタミンCには抗酸化作用があり、β-カロテンと同じく紫外線による髪のダメージを抑えてくれます。また、ストレスに対抗する力も強い。ストレスによって血行不良が起こると、髪の先まで栄養が行き届かなくなります。すると、パサつき、抜け毛、切れ毛、白髪など髪の老化が進んでしまうのです」

◆銅がビタミンCの働きをサポート

また、ビタミンCには髪の色を濃く保つ銅の吸収を助ける働きもある。ちなみにおくら以外で銅を含む食材には、納豆、大豆、空豆、牛や豚のレバー、干しえび、するめ、カシューナッツ、アーモンドなどがある。これからも髪の若さを保つには有効だという。

食べ方は茹でて刻むのがベスト!

傷みやすいモロヘイヤは購入したら早めに野菜室に入れ、2日以内に食べ切るのがベター。手軽な調理法について菊池さんが解説する。

「モロヘイヤもおくらも茹でるだけでネバネバ成分が出やすくなりますが、刻むとさらに成分が表に出てきます。モロヘイヤ1束とおくら1袋を茹でて刻み、からし醤油で和える食べ方がおすすめ。油を合わせるとβ-カロテンの吸収がアップするので、ごま油やオイル系のドレッシングなどをかけて食べるのも手です。一方、モロヘイヤは汁物など温かい状態で食べるとえぐみが強調されてしまいます。また、時期によっては茎が硬くなりますが、その場合は葉の部分だけを食べればOK。葉と茎で効果は変わりません」

最後に、菊池さんはモロヘイヤやおくらの他にも、コンドロイチンを含む食材と食べ方などをを教えてくれた。

◆納豆、わかめ、昆布などもコンドロイチンが豊富

モロヘイヤや納豆、山芋などがのったそうめん

写真はイメージ(ゲッティイメージズ)

「納豆やわかめ、めかぶ、もずく、昆布などの海藻類にもコンドロイチンが含まれています。モロヘイヤやおくらにプラスで合わせるとさらに効果大。特に、納豆と刻みおくらのパスタもおいしいですよ。わかめの塩蔵や乾燥タイプは、加工でヌルヌル成分がはがれてしまっているので、生、刺身用、冷凍を選びましょう。

ただし、海藻の中でもヨウ素(ヨード)を多く含む昆布やめかぶを食べすぎると、ヨード過剰による甲状腺機能低下症、甲状腺腫、甲状腺中毒症などを引き起こす場合があるので注意しましょう。週に1~2回の頻度で食べるのが適量です」

紫外線が強くなる季節。髪へのダメージを最小限に抑えるためにも、ネバネバ&ヌルヌル成分をたっぷり摂って髪の潤いをキープしよう!

教えてくれたのは:管理栄養士・菊池真由子さん

菊池先生の笑顔の顔写真

管理栄養士。健康運動指導士。NR・サプリメントアドバイザー。日本オンラインカウンセリング協会認定上級オンラインカウンセラー。大阪大学健康体育部(現・保健センター)、阪神タイガース、国立循環器病センター集団検診部(現・予防検診部)を経て、厚生労働省認定健康増進施設などで栄養アドバイザーを務める。ダイエットや生活習慣病の予防対策など、のべ1万人の栄養指導に携わる。『食べても食べても太らない法』(三笠書房・以下同)が10万部超えのヒット。『図解食べても食べても太らない法』、『食べれば食べるほど若くなる法』、『図解 食べれば食べるほど若くなる法』もベストセラー。

取材・文/佐々木めぐみ

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