ロイヤルファッションの中で、定番アクセリーが「パール」。皇后雅子さまは1点パールや2連パールなど、さまざまな形のパールアクセをその日のファッションに合わせてお召しになっている。そこで、これまで雅子さまが見せられたパールアクセスタイルをピックアップしてみた。
大胆フリルと繊細パールが好バランス

撮影/雑誌協会代表取材
「第39回全国豊かな海づくり大会」レセプションでは、華やかな席にふさわしく、フリルに縁取られたオフホワイトのアンサンブルをお召しに。フリルと言うと、ともすればかわいらしく見えてしまうが、胸元の2連パールや耳元の小パールで作られたイヤリングの繊細さが、大人の女性の落ち着いたムードを漂わせていた。(2019年9月7日)
パンツスーツにパールを効かせて女性らしく

撮影/雑誌協会代表取材
秋田をご訪問された天皇皇后両陛下。雅子さまは『海づくり大会』にふさわしく、海の青、波の白を表現されたパンツスーツをお召しに。パンツスーツだが、胸元の華やかなネックレスやイヤリングなど、パールアクセを織り込むことで、女性らしいたたずまいに。(2019年9月7日)
ロイヤルブルーのベストカラーにもマッチ

撮影/雑誌協会代表取材
茨城で開催された「国民体育大会」に出席された雅子さまはロイヤルブルー×白のコーディネートでお目見え。ロイヤルブルーは雅子さまのベストカラー。斜めに切り替えたハイヒールの色遣いが装いのポイント、シャープ&ノーブルをよく表している。そこに、丸みのあるパールのアクセサリーがなじみ、優しい雰囲気をプラス。(2019年9月28日)
珍しいフレアスカートにはパールネックレスでアクセント

撮影/雑誌協会代表取材
東京で「田道ふれあい館」をご訪問の際は、お年寄りと視線を合わせられるため、動きやすさをお考えになったのか、フレアスカートをチョイスされた。そんな軽やかなフレアスカートに合わせたのは、パールの間隔があいたネックレス。連なったパールよりも軽やかな印象を受ける。(2019年9月24日)
上品なシャンパンゴールドに3連パールが華やか

写真提供/宮内庁
シャンパンゴールドのスーツでお出ましになったのは、天皇陛下の即位を祝う「饗宴の儀」の2回目。ポイントは、ジャケットの襟にほどこされた地模様や、チュールレースのようなスカート。フォーマルな場でありながら、遊び心が感じられるデザインのスーツに、3連パールが華やかさを盛り上げていた。(2019年10月25日)
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淡色アンサンブルに溶け込むパールアクセ

撮影/雑誌協会代表取材
皇后になられてから、淡色の装いをチョイスされることの多い雅子さまが、皇室の祖とされる天照大神を祀る伊勢神宮への旅のスタートに選ばれたのは、へちまカラーが特徴的な全身オフホワイトのアンサンブル。ジャケットの襟や裾は、曲線がスタイリッシュで、全体的に光沢のある素材。耳元や首元、胸元にキラリと艶めくパールアクセがうまく“共演”していた。(2019年11月21日)
オレンジスーツと相まって艷やかな表情に

写真提供/宮内庁
56歳の誕生日を迎えられときに公開された写真ではオレンジのスーツをお召しに。オレンジという明るいカラーと顔周りのパールが効いて、若々しく見える。伊勢でも同じスーツを着られていたが、そのときも同じように大ぶりのパールのイヤリングと、ネックレス、胸元にはブローチをつけられ、艷やかな印象だった。(2019年12月3日)
スカーフと大粒パールで顔周りすっきり

撮影/雑誌協会代表取材
即位記念特別展「令和の御代(みよ)を迎えて」を見学された雅子さまがお召しになったスーツの淡いブルーグレーは、原色の青よりも優しく柔らかい印象を与えてくれる。パンツスタイルでありながら、この色の効果とスカーフやパールアクセサリーなどの小物使いでぐっと女性らしさが際立つコーディネートに。首元はスカーフ×ネックレスでボリュームを持たせ、イヤリングも大ぶりのパールをお召しになり、髪の毛はアップスタイルにすることで、顔周りがすっきり見通しがよく、軽快なバランスに。(2020年2月10日)
ブレード飾りとパールで華やぎが割増

撮影/雑誌協会代表取材
天皇皇后両陛下の奈良県訪問を歓迎し、宿泊先のホテル前で行われた「提灯奉迎」でのファッションをチェック。雅子さまの装いのアクセントの特徴の1つにブレード(細いひも)の多用があるが、この日もブレード飾りのスーツをお召しに。パールのイヤリングに、ネックレス、右手の薬指にはパールのリングも配され、オールホワイトコーデだが、のっぺりせず、立体的で、華やぎ感もばっちり。(2019年11月26日)