紅葉を見ながらウォーキングダイエット 京都・美人散策のススメ

燃えるように色鮮やかな紅葉が美しい秋の京都。風情のある街並みや景色を見ながら、いつの間にか結構な距離を歩いてしまうのが「京のまち歩き」。せっかくなら、美しい紅葉を堪能しながらダイエットも兼ねて、たくさん歩いてカロリー消費したい!

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写真/アフロ

そこで、京都と紅葉を熟知する『京都 紅葉めぐり、雪模様』(小学館)の著者で、写真家の水野克比古さんに、観光客で溢れかえる秋の京都で、人出は少なく紅葉の素晴らしい穴場の紅葉散策コースを、教えてもらった。

「京都で見られる紅葉は、カエデの中で最も美しくなるイロハモミジがほとんどです。京都の紅葉は、建築物や庭園とのコラボレーション。人工と自然とがうまく調和している紅葉なのです」と水野さん。

今回は、11月下旬からの紅葉期終盤でも紅葉を楽しめて、2、3時間から半日で歩ける3つのモデルコースをご紹介しよう。

消費カロリーは、体重×運動強度(Mets)×時間×1.05=エネルギー消費量で計算を。ウォーキングの運動強度は、通常の歩く速度で運動強度は3Mets、早歩きなら4Metsとなる。時間は、普通に歩く場合、67m/1分を目安にして。

例えば、体重が60kgの場合、普通の速度で3時間歩いたなら、60kg×3Mets×3時間×1.05=567kcalを消費することになる。

【次のページからオススメコースをご紹介!】

【1】洛中エリア(京都の中心部)

近場なのに人が少なく、街中なのにあまり知られていない。それでいて美しい紅葉も見られるイチオシのコース。紅葉の見どころがたくさんある洛中でも少し北、世界遺産の下鴨神社を起点に、芸術も楽しめる紅葉散策コースです。

◆下鴨神社→(20分)→相国寺→(15分)→妙顕寺→(5分)→本法寺→(5分)→妙覚寺

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世界遺産に登録されている下鴨神社・糺の森。写真/(C)水野克比古

「長年、紅葉を撮り続けてきた経験則から『京都のカエデ紅葉は高雄山・神護寺の金堂前からはじまり、下鴨神社の糺の森で終わる』と私は言っています。こちらは例年12月になる頃、京都でいちばん遅く紅葉する下鴨神社・糺の森を起点にして東へ歩くコースです。

下鴨神社は京都でいちばん古い神社として有名で、その境内には世界遺産の『糺の森』という古代からの原生林があります。清涼な小川が流れる紅葉の森の中を早朝に散歩するのがオススメです。相国寺は大きなお寺で、禅宗の寺院庭園が特別公開されていて美しい紅葉を見ることができます。話題の伊藤若冲と深い関わりがあるお寺ですね。

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本法寺庭園・三つ巴の庭。写真/(C)水野克比古

参道の紅葉が美しい妙顕寺は、琳派の芸術家として有名な尾形光琳ゆかりのお寺。そのすぐ近くにある本法寺では、本阿弥光悦が作ったとされる国指定名勝『三つ巴の庭』や、京都三大涅槃図のひとつ、長谷川等伯の『佛涅槃図』を観ることができます。一方、妙覚寺は、織田信長と斎藤道三にゆかりがあります。どのお寺も、一般的な観光寺院と違って庭園も観ることができ、境内も広いので散策するのにはぴったり。芸術と紅葉を楽しんでください」(水野さん、以下「」内同)

【続いては、自然を満喫するコース】

【2】洛西エリア(嵯峨野)

嵯峨野は、千百年以上も昔からの紅葉名所。平安時代に藤原忠平も歌に詠んでいる。多くの人が訪れる嵯峨野だけれども、自然を楽しみたいなら人が少ない奥嵯峨を歩いて。

◆大覚寺→(15分)→直指庵→(40分)→愛宕念仏寺→(10分)→あだし野念仏寺→(15分)→清凉寺

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8000体もの石仏が置かれているあだし野念仏寺。写真/(C)水野克比古

「嵯峨野はかつて、天皇やお公家さんが遊ぶ別荘地でした。嵯峨天皇の御所になったこともある大覚寺には、大沢池に連なるカエデ紅葉のトンネルが。夜間にはライトアップされ、極楽浄土のような紅葉風景を見ることができます。

直指庵は知る人ぞ知る紅葉の寺。愛宕念仏寺では、1200体もの微笑む石仏にモミジ葉が降りかかる、情緒ある風景が堪能できます。また、あだし野念仏寺に8000体置かれた石仏と紅葉のコントラストも見事です。

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清凉寺の多宝塔を紅葉林が囲む。写真/(C)水野克比古

『京都の田舎歩き』という言葉がありますが、風致地区として保存されている奥嵯峨野では、京都の田舎の雰囲気がいまだに味わえます。自然豊かな山のほとりに、柔らかみのある女性的なお寺が点在していて、街中よりも少し野趣に富んだ、風趣豊かな紅葉を観ることができます。自然を楽しみたいなら、このコースをゆっくり時間をかけて回ることをオススメします」

【最後は、歴史好きにオススメのコース!】

【3】洛東エリア(東山)

このコースは、京都の東、京都国立博物館や三十三間堂の傍にある養源院からスタート。歴史に興味がある人にオススメ。

◆養源院→(8分)→智積院→(25分)→泉涌寺→(3分)→雲龍院→(15分)→今熊野観音寺→(5分)→来迎院

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カエデの紅い絨毯が美しい養源院。写真/(C)水野克比古

「養源院は淀君と妹のお江、智積院は豊臣秀吉、徳川家康に縁をもつお寺です。智積院は紅葉の襖絵と庭園が有名で、桃山時代に豊臣秀吉が応援した長谷川等伯の国宝『楓図』も鑑賞できます。広い境内で紅葉と、すばらしい紅葉の絵を見比べてみましょう。

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雲龍寺庭園と紅葉の見事なコラボレーション。写真/(C)水野克比古

桃山時代から江戸時代初期の人物にゆかりある養源院と智積院から、皇室ゆかりの泉涌寺へ。歩きながら、日本の長い歴史を辿るコースといえます。東山三十六峰のひとつである泉涌寺は、天皇家の菩提寺。歴代の天皇が祀られ、静かに残っています。

泉涌寺の御座所庭園のカエデ紅葉は毎年、鮮明な色を見せてくれます。1km四方の境内に雲龍院、今熊野観音寺、大石倉之助ゆかりの来迎院といった泉涌寺山内寺院が存在していて、静かに紅葉の庭園をめぐり歩けます」

美しい紅葉や庭園、芸術を堪能しながらの散策なら、普段は運動していない人でも歩くことを楽しむことができるはず。週末、足を延ばして、古都の秋を満喫して。

※徒歩時間は目安です。各目的地、境内での参拝・拝観・散策のための所要時間は含みません。

監修・撮影/水野克比古

1941年生まれ。写真家。京都・西陣に生まれ育つ。1969年より京都の風景写真を日々撮り続けている「京都写真」の第一人者。京都中の紅葉を熟知し、好きな紅葉名所だけでも200を超える。『心象の京都』『京・古社寺巡礼』など180冊の写真集を刊行している。新刊に『京都 紅葉めぐり、雪模様』(小学館)。日本写真家協会会員、日本写真芸術学会会員。京都府文化賞・功労賞受賞。

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