妊娠線を消す方法|クリームよりも有効な「血流改善ガス治療」とは?

「妊娠線はできてしまったら治らない…」という常識が覆るときがやっときた。「わが子を授かり、がんばった証」とは思っていても、温泉にはいるときや下着を試着するときに気になっている人は多いはず。「一生消えない…」とあきらめていた、その妊娠線をなくす方法を教えます。

クリームや高額治療に頼らない新しい方法

妊娠中の女性が笑顔でお腹をさすっている

写真/ゲッティイメージズ

「臨月にお腹にひび割れができ、お尻や太ももにも。もちろん、出産後にやせても消えません。小学生になった娘とプールに行きたいのですが、気になって水着になれなくて‥‥」(30代女性)

「20年前にできた妊娠線を治そうと、クリームを塗ったり、小さな針で肌に穴をあけて皮膚の再生を促すダーマペン治療を試しましたがダメ。もうあきらめてます」(50代女性)

妊娠してお腹が大きくなると、おへその周りにできる「妊娠線」。肉割れなどとも呼ばれ、お腹だけでなく、乳房やお尻、太ももに広がるケースもある。「一生消えない」といわれるが、近年は元のきれいな状態に戻すことができるという。

「欧米で10年以上前から行われている治療法を日本人の肌質に合わせて改良し、妊娠線を消せるようになりました」と話すのは、昨年11月に『妊娠線を消したければ、お腹を温めなさい』(セルバ出版)を上梓した恵比寿美容クリニック理事長で美容皮膚科医の堀江義明さん。

妊娠線ができるメカニズム

そもそも妊娠線とは何か。

妊娠線(肉割れ)のでき方を図解している

人間の皮膚は3層に分かれている。外側に「表皮」があり、厚さは0.2mmほど。その下に主にコラーゲンでできている「真皮」と呼ばれる2mm程度の厚い層がある。真皮は栄養素や酸素を運んだり肌の弾力を支える役割を果たすが、柔軟性がないため、妊娠などによって肌が引っ張られると破けてしまう。その“裂け目”から、真皮の下にある毛細血管がのぞき、薄い表皮を透けて赤紫色に見える──これが妊娠線のメカニズムだ(模式図参照)。医学的には「線状皮膚萎縮症」と呼ばれる。

実は、成長期の子供も体が大きくなることで肉割れを起こしやすい。また、筋肉を肥大させ、体を激しく動かすスポーツ選手にも多く、英語では「ストレッチマーク」と呼ばれる。

意外だが、ダイエットも原因になりやすい。運動で急に筋肉がつくことで腕や太ももに肉割れが起きるだけでなく、厳しい食事制限も引き金になる。

「食事が偏ると、皮膚の再生に必要な栄養が足りなくなり、肌のターンオーバー(皮膚の再生のサイクル)が乱れて乾燥しやすくなる。その結果、真皮がもろく裂けやすくなります」(堀江さん・以下同)

たった1か所の注射で妊娠線が消える

妊娠線ができていたお腹と治療で消えたお腹の比較写真

「血流改善ガス治療」によってきれいに消えた妊娠線

妊娠線を薄くするには、保湿クリームやマッサージが効果的だといわれてきた。

「クリームなどでどれだけ表皮をケアしても、その内側にある真皮にアプローチできないので、有効とはいえません。また、一部では肌に刺激を与えて再生を促す『レーザー治療』が効果的ともいわれますが、熱によって組織の再生力を高めるのは難しく、健康な部位にダメージを与えるリスクもあります。何より、効果が小さいわりに治療費が高額です」

正しく妊娠線を治すには、まずは適度な運動や入浴で血行をよく保ち、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを意識した栄養バランスのよい食事を摂り、肌のターンオーバーを促すことが大事だという。

「真皮に直接炭酸ガスを注射し、血流を改善させて肌の再生を促す治療法が有効であることがわかってきました。フランスでは10年以上前から実績のある治療法で、真皮の血流が改善することで皮膚の代謝をよくし、再生を促すものです。1か所の注射で広範囲に効果があり、治療時間も少ない。薬剤ではないので体に残っても大きな副作用はありません。30年以上前の妊娠線を治療して消したかたもいますよ」

あなたも若い頃の肌を取り戻してはいかがだろうか。

※女性セブン2020年2月27日号

●第2子妊娠中のミランダ・カー、朝晩の妊娠線予防法を告白
●キム・カーダシアン・ウェストが手術で妊娠線を除去!?
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