就寝中におすすめの”保湿マスク”は?マスクして寝ることの効果&デメリットも解説

乾燥の季節がやってきた。朝起きた時、のどが張りつくような違和感を覚えた人もいるだろう。乾燥に悩む人は、「保湿」のやり方が間違っている可能性大。そこで、就寝中にできるマスクによる保湿の方法について解説しよう。

部屋の中でマスクをして座る女性

寝ている時、のどを乾燥から守るマスクの選び方は?(写真/アフロ)

本格的な冬が近づき、朝、目が覚めると、カピカピと肌が突っ張る季節になってきた。これからエアコンを多用するようになると、温風でますます乾燥が進んでかぜをひきやすくなることも心配だ。なぜ気温が下がるほど乾燥するようになるのか。気象予報士の饒村曜(にようむらよう)さんが解説する。

「空気は、気温が高いほど多くの水分を含むことができます。気温の低い冬の空気は、夏と比べて水分を含むことができないため、空気全体が乾燥してしまうのです」

それだけではない。季節による気温の変化以上に乾燥の大きな原因となっているのは、街の都市化だ。

空気の乾燥!東京の湿度は減少、その理由は?

気象庁が発表している「観測開始からの毎月の値」を見ると、東京の年間平均湿度は観測が始まった1876年から1956年までは70%以上をキープしていたが、1957年から70%を下回るようになり、2000年代に入ってからは頻繁に60%を割っている。つまり60年前と比較すると10%以上も湿度が減少し、大気が急速に乾燥しているのだ。

さらに東京の今年11月の湿度は、昨年より5%も低い予想となっている。

「都市化により、森林などの緑が減ったことが理由です。緑が少ない都市部は植物による蒸発散が行われないため、空気への水分供給が減ります。また、昔に比べて住宅の断熱性や気密性が高くなったことも乾燥する原因の1つで、外より室内の方が空気は乾燥しています」(饒村さん)

温度差だけでなく、部屋と外気の湿度の差も体調を崩す大きな原因になる。何も対策しなければ、冬の訪れとともにかぜをひいてしまう可能性大だ。

就寝中のマスクの保湿効果は?

写真/ゲッティイメージズ

一般的に、インフルエンザウイルスは空気中の水分量が11g/m3を下回ると活発化するといわれる。東京医科大学名誉教授の加藤治文さんは、気温と水分量の関係についてこう語る。

「湿度が同じ50%でも、気温30℃の夏と比べ、気温10℃の冬では10g/m3以上水分量が少なくなります。エアコンを使えば室温は上がりますが、水蒸気は発生しないため、相対的に湿度が下がりやすくなります」

寝る直前までエアコンをつけ、ウイルスが好む乾いた空気を作り出した中で寝ると、のどからウイルスが侵入するリスクが高くなる。就寝中に口が開いてしまう人は特に注意が必要だ。

「気道が乾燥すると気管支の粘膜が傷つきやすくなり、そこにウイルスがつくとインフルエンザに感染してしまいます」(加藤さん)

起きていれば、こまめに水を飲んだり、うがいをすることで対策ができるが、寝ている間は乾燥する一方だ。そこで有効なのがマスクだという。

「マスクをすると、自分の呼吸や体から放出された蒸気がマスク内の空間に残るので、湿った空気がのどを潤してくれます」(加藤さん)

だが、のどの健康を守ってくれるマスクは、肌トラブルのもとになることも。四谷三丁目皮膚科院長の山田美奈さんはこう語る。

「マスクの摩擦によって肌に刺激が生じ、肌荒れを起こすことがあります。普段から肌の乾燥や唇の荒れが気になっている人は、より悪化させてしまう恐れもあります」

山田さん自身がのどのケアのためにマスクをつけて寝る時は、肌に密着する面積が少ない「立体型」のマスクを愛用しているという。肌に張りつくようなタイプのものは、呼吸が苦しくなる点からも避けた方がいいだろう。

寝る時におすすめのマスクとは?

 

のどぬ~るぬれマスク 就寝用立体タイプ(3セット)440円 水分を含んだフィルターのスチーム効果で10時間のどを潤すタイプのマスクもおすすめだ。円/小林製薬

「マスクとの摩擦は唇の荒れの原因に。就寝中に限らず立体タイプがおすすめ」(山田さん)

水分を含んだフィルターのスチーム効果で10時間のどを潤すタイプのマスクもおすすめだ。

※女性セブン2019年11月28日号

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