甘酒の効果的な飲み方|いつ飲む?や栄養による効果・効能などを解説

疲れた体を回復する“飲む点滴”として、近年注目されている甘酒。実は、美肌や健康にとっても優れた飲み物だ、と太鼓判を押すのはダイエット外来医師の工藤孝文さん。

工藤さんに、甘酒の秘められたパワーと飲み方、寒くなるこの時期だからこその飲むべき理由を教えてもらった

甘酒の種類と美容や健康におすすめの理由は?

甘酒の入ったおちょこの背景に手毬と花が飾ってある

写真/ゲッティイメージズ

「甘酒には、米こうじと酒かすを主成分にした2種類があり、いずれも肌にとって有効な成分が多く含まれています。米こうじ甘酒に豊富なのが保湿成分を増やすグルコシルセラミド。保湿成分は、肌細胞の活性化で増えますが、活性化のスイッチを押すのがグルコシルセラミドです。保湿成分が増えれば肌内部の水分量も保持されて乾燥肌を防いでくれる。

一方、酒かす甘酒にはいっているのがα-EG(アルファイージー)。この成分には、皮膚の真皮にあるコラーゲンの素となる細胞を元気にする働きがあります。コラーゲンを増やして肌のハリもツヤもアップさせることができるのです」(工藤さん・以下同)

飲み続ければ美肌に近づけるという。潤いもハリも欲しいから1日2種類飲みたいところだが、1日の適量はあるのだろうか。工藤さんが続ける。

糖分も多い!1日に適した飲む量は200mlまで

鍋で甘酒を作っている様子

写真/ゲッティイメージズ

「美肌作りが目的なら、米こうじと酒かすの両方を飲むのがベスト。ただし、1日に飲みたいだけ飲んでもいいというわけではありません。1回当たり50~120ml(おちょこ、コップ各1杯程度)が適量です。エナジードリンクと言われるだけあって糖分が多く含まれているので、糖分の摂りすぎを防ぐためにも1日に飲む量は200mlまでに抑えましょう」

効果を上げるための飲むタイミングは?栄養から考える

湯飲みを手にしている

写真/ゲッティイメージズ

では、効果を上げるなら、いつ飲むといいのか?

「美肌効果を期待するならいつ飲んでも構いませんが、タイミングを重視すればさらなる効果も得られます。脳を目覚めさせるなら朝。甘酒のブドウ糖で脳が活発に動き始めます。さらに、脳が働けば全身の機能が活性化され代謝も上がる。ダイエット効果も期待できます。

また、午前中に疲れた脳を回復させて集中力を上げるなら昼。甘酒には糖の代謝を向上させるビタミンB1も含まれているので、午後の仕事や勉強の前に飲むのがおすすめです。そして、夜飲めば1日の疲れが取れます。ストレスを緩和する働きを持つGABAと、リラックスへ促す優しい甘みが安眠へと導いてくれます」

さらに、アミノ酸とアミノ酸の集合体のペプチドがはいった酒かす甘酒には、体を温める効果も期待できると言われている。

「2つの成分が血管内の内皮細胞を刺激すると一酸化窒素が生成されます。この一酸化窒素に血管を拡張して血流を増やす働きがあり、酒かす甘酒を飲むと体が芯から温まる。冷え性の人は。ぜひ試してみてください」

さまざまな効果が期待できる甘酒。その日の体調に見合った時間帯を選ぶのがよさそうだ。

「ただし、空きっ腹に飲むのはNG。糖分が高いので血糖値が急上昇してしまいまい、動脈硬化、心筋梗塞、がんや認知症などの原因となる血糖値スパイクが生じる可能性があります。食事と一緒に飲むのがいいですね。糖尿病やアレルギー疾患のある人は、主治医に相談した上で始めてください。また、酒かす甘酒にはアルコールがはいっていますから、妊婦さんやアルコール摂取が禁止されている人は控えましょう」

甘酒でつらい便秘解消にも!

さらに、甘酒には美肌に欠かせない便秘改善と腸内環境を整える成分が含まれている。

「酒かす甘酒の酒かすには、即効性のあるレジスタントプロテイン(食物繊維の一種)と遅効性の食物繊維の2種が含まれています。まず、体に吸収されないレジスタントプロテインが体内に溜まった余分な油分を絡めとり、便として排出するので便秘解消につながる。その後、酒かす甘酒に含まれる食物繊維が、腸内の微生物のえさとなって善玉菌(中でも乳酸菌とビフィズス菌)の働きを活発にし、腸内環境を整えます。

一方、米こうじ甘酒のグリコシルセラミドも、大腸まで届いてスムーズなお通じを促す働きを持っています。食物繊維も豊富ですから、酒かす甘酒同様の腸内環境を整える効果もあります」

美肌や健康のために必須の甘酒。この冬のマストアイテムにしてみては?

教えてくれたのは:医師・工藤孝文さん

工藤孝文

福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、大学病院、地域の基幹病院を経て、現在は、福岡県みやま市の工藤内科で地域医療を行っている。ダイエット外来・糖尿病内科・漢方治療を専門とし、『あさイチ』(NHK)『ガッテン!』(NHK)『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)減量外来ドクター、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)肥満治療評論家・漢方治療評論家など、メディア出演多数。日本内科学会、日本糖尿病学会、日本肥満学会、日本東洋医学会、日本抗加齢医学会、日本女性医学学会、日本高血圧学会、日本甲状腺学会、小児慢性疾病指定医。

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