発芽状態のとき、成熟した野菜や種子のときとは違う機能を保有しているとか。例えば、大豆を発芽させた「大豆もやし」は、「活性型イソフラボン」を含む。これは大豆に含まれるイソフラボンよりも体内への吸収率が高いのだという。

写真/アフロ
また、大豆もやしからは大豆がもたないビタミンCを摂ることもできるし、食物繊維やたんぱく質の含有量も増加。しかも大豆の10分の1のカロリーというからダイエットにうれしい!
そこで、「大豆もやし」を使ったごはんのレシピ2点を、管理栄養士の大柳珠美さんに教えてもらった。
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ごはんと炊くだけ!「大豆もやしごはん」
栄養たっぷりの大豆もやしでかさましをして、糖質をカット
材料(2、3人分)
大豆もやし(粗みじん切り)…200g 白米…1合
作り方
【1】米を研いで、炊飯器に入れて水を加えたら、大豆もやしをのせて炊き上げる
【2】ごはんが炊き上がったら、全体をほぐしながら合わせて、茶碗に盛りつける
塩昆布とゆかりとの相性◎「大豆もやしの混ぜごはん」
シャキシャキした大豆もやしの食感が、早食いを防止。塩昆布のうまみとゆかりの酸味が大豆もやしとごはんをおいしくまとめてくれる
材料(2、3人分)
大豆もやし…200g ごはん…200g 塩昆布…大さじ1 ゆかり…小さじ1〜2
作り方
【1】大豆もやしは、熱湯で1、2分茹でる。2、3センチほどに切って、しっかり水気をとる
【2】温かいごはんに、大豆もやし、塩昆布、ゆかりを合わせ、茶碗にもりつける
監修:大柳珠美(おおやなぎ・たまみ)
管理栄養士。2006年から糖質制限理論を学び、都内のクリニックで糖尿病や肥満などの生活習慣病を対象に糖質制限食の指導を行う。講演会や雑誌のほか、ブログ「管理栄養士のローカーボ・キッチン」で、おいしく続けられる糖質制限食の情報を発信。『「糖質オフ」ダイエット必勝法』(小学館)ほか、監修を手がけた糖質制限に関する書籍も多数