カクテルは太る?ダイエット中におすすめの飲み方&おつまみを解説

2種類以上の飲料がミックスされたカクテル。バーテンダーの技による個性的な味や見た目の美しさにつられて、ついつい飲みすぎちゃった…なんてことも。カクテルはビールやウイスキーに比べて甘く口当たりがよいが、甘いってことは太るお酒なの?

ダイエット中のカクテルの飲み方について管理栄養士の菊池真由子さんが教えてくれた。さらには、健康的にお酒を楽しむテクについてもレクチャー!

ダイエッターにはロンググラスがおすすめ

さまざまなタイプのカクテルがバーカウンターにならんでいる

写真/アフロ

バリエーション豊かなカクテルは、グラスのタイプもいろいろだ。

「カクテルの代表的なものには、ロンググラスにはいったもの(以下ロング)とショートグラスにはいったもの(以下ショート)があります。一般的に、ロングはアルコール度数が低い。水や炭酸、ジュースなどで割ってあるものが多いので、お腹が膨れやすくおかわりを何杯もせずにすむよさがあります。

一方、ショートは水分量が少なくアルコール度数も高い。度数の高いお酒は苦味が出ますが、多めのシロップで飲みやすくしてあります。つまり、飲んだ分だけ糖分を摂ってしまうことに。さらに、ロングに比べて全体量も少なく杯を重ねてしまいがちですから、ショートのほうが太りやすいと言えますね」(菊池さん・以下同)

糖分の多いショートを何杯も飲むとカロリーオーバーになりやすい。ダイエッターにはロングタイプがおすすめだ。

おつまみでデブに拍車がかかる!

写真/アフロ

お酒の飲み方については菊地さんがこうレクチャーする。

「どんなお酒にも言えますが、お酒を飲んで酔いを感じるまでには30分程度かかります。ですから、ハイピッチで飲めば30分経った頃急に酔いが回ってくる。さらに飲み進めれば、自分が何杯飲んだのかわからない状態に…。何杯飲んだのかわからなくなるのは適量を超している証拠。太るサインです」

最初の30分はゆっくり飲む。ロングでも1/2杯程度で抑えておくのがベター。

「アルコール度数の高いお酒を飲むとますます飲みたくなる傾向にありますが、それはアルコールの利尿作用によるもの。利尿作用は強いお酒ほど活発に働きます。トイレの回数が増えれば、飲んだ以上の水分が排出されてのどが渇きやすくなる。結果、水分(お酒)をとってしまう」

さらに、菊池さんによればお酒よりも合わせるおつまみで太る人も多いと言う。中でも、カクテルには合うおつまみは太りやすい。

「カクテルは、チョコ、チーズ盛り合わせ、ピザなど、カロリー高めのおつまみとの相性がいい。つまりおいしく食べられるのですが、選ぶならカロリー低めのサラダ(ドレッシングにマヨネーズやごま入りはNG)、ミックスナッツ、魚介のカルパッチョがおすすめです」

他にも、お酒を飲むときにおすすめのおつまみがあると言う。

「ボリュームを求めるならお寿司やから揚げがベター。お寿司は、個々の魚に含まれるビタミンやミネラルが摂れるうえ調味料のカロリーも低い。ご飯の量が気になる人はお刺身でOK。一方、意外に思われるかもしれませんが、から揚げの鶏肉にはビタミンB群が豊富に含まれています。中でも、ナイアシン(ビタミンB3)はアルコールの分解を促し二日酔いを予防。さらに、ビタミンB1が糖質を、B2が脂肪を分解してくれるうえ、たんぱく質は食後のカロリーを体温として発散してくれます。つまり、食べても消費されやすい。

ちなみに、パスタを食べるならたんぱく質がたっぷりで脂肪の少ないシーフードやボンゴレを選びましょう。たんぱく質の少ないペペロンチーノや脂肪分の高いカルボナーラはNG。食べる場合は、他のおつまみでたんぱく質を補いましょう。ただし、パスタの主成分は糖質ですから量は少なめに」

お酒に弱い人はチーズで“悪酔い”防止!

写真/ゲッティイメージズ

ダイエット以外にも、お酒を飲むときに注意した方がいい点についても、菊池さんが教えてくれた。チーズは太りやすい種類のものが多いが、お酒が弱い人は積極的に食べてほしいと言う。

「飲む前にベビーチーズ1個分くらい食べておきましょう。そうすれば、頭痛や吐き気をもよおすなどの“悪酔い”防止になります。チーズは消化が悪い反面、胃の中にとどまる時間も長い。飲む前に食べれば、2時間程度は胃に居座り、アルコールの刺激から胃を守ります」

特に、お酒に弱い人は胃からのアルコール吸収に時間がかかるため、チーズを食べることで酔いにくく不調にもなりにくい。また、自分の適量以上に飲むことがわかっている人にも効果大。

ただし、飲酒中におつまみとして食べるよりも、飲む前に食べるのが有効だという。お店で飲むなら、まずチーズやピザをオーダーして自衛するのも手。お酒より先に胃にチーズを入れるのがポイントだ。

口臭予防には緑茶が最適!

緑茶のペットボトルが2本ならんでいる

写真/ゲッティイメージズ

お酒を飲みずぎてしまうと口臭が気になることも。においを消す飲み物について、菊池さんは次のように解説する。

「お酒の消臭に有効なのが緑茶です。飲んだあとの口臭や翌日のお酒臭さが気になる人は、飲んだあとにペットボトル1本(500ml)飲むのが有効。緑茶に含まれるカテキンとクロロフィルの成分が口臭をブロックしてくれます。

1本は多いと思うかもしれませんが、口臭を消すにはこの量が必要。寝るまでに少しずつ飲めばいいので一気に飲む必要はありません。さらに、この量を飲んでおけば、血中のアルコール濃度も下がりやすくなるので、二日酔いや飲みすぎの気持ち悪さも軽減できます。ちなみに、緑茶ハイにはカテキンやクロロフィルの成分が少ないので効果がありません」

まだ飲めるというところでやめて、かわりに緑茶を飲むのをマイルールに!

「口臭を隠そうとコーヒーを飲む人もいますが、コーヒーはアルコールの香りと混ざってかえって嫌なにおいを放つのでNG」

最後に、お酒は飲みすぎれば体にダメージを与えるが、ストレス解消効果が高いのも事実。自分の適量を守りながら、たまにはお酒で心と体をリラックスさせるのは美容や健康にとって大事なこと。くれぐれも飲みすぎには注意を!

教えてくれたのは:管理栄養士・菊池真由子さん

菊池先生の笑顔の顔写真

管理栄養士。健康運動指導士。NR・サプリメントアドバイザー。日本オンラインカウンセリング協会認定上級オンラインカウンセラー。大阪大学健康体育部(現・保健センター)、阪神タイガース、国立循環器病センター集団検診部(現・予防検診部)を経て、厚生労働省認定健康増進施設などで栄養アドバイザーを務める。ダイエットや生活習慣病の予防対策など、のべ1万人の栄養指導に携わる。その活動の集大成として刊行した、『食べても食べても太らない法』(三笠書房)が10万部超え、『図解 食べても食べても太らない法』(三笠書房)が17万部超えのベストセラーに。また、『食べれば食べるほど若くなる法』(三笠書房)が7万部を超え、8月に最新作『図解 食べれば食べるほど若くなる法』(三笠書房)が発刊。

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