「やってはいけない」美容法|朝ランニング、水洗顔、メイクブラシもNG?

「美は一日にしてならず」といわんばかりに、日々スキンケアやダイエットに勤しむ女性たち。しかし、そんな毎日の積み重ねが、むしろあなたの肌を傷つけ、悩みの種を増やしているとしたら…? 世にはびこる「間違いだらけの美容法」を、美人女医が一刀両断!

若い頃からそれなりにスキンケアや食べ物にも気を使ってきたつもり。それなのに、いつの間にか頰にできた大きなシミ!  何がいけなかったのか…。

手鏡を手に口元に指を当てて首をかしげる女性

写真/ピクスタ

『女医が教える、やってはいけない美容法33』の著者で、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田(けいた)朋子さんは言う。

「最近はSNSが発達し、巷(ちまた)には自己流の美容法があふれています。そして、美意識の高い人ほど、芸能人やブロガーの『個人の体験談』に踊らされ、間違った美容法を信じてしまいがちです」(慶田さん・以下同)

流行の美容法ほど、間違いが多いと慶田さんは言う。「無駄な努力」を重ねないために、私たちが陥りがちな、間違った美容習慣を正してもらった。

“朝のランニング”は顔も体も老けさせる

ランニングをする女性

写真/ゲッティイメージズ

いかにも美容と健康によさそうな朝のランニングだが、“老化への最短コース”だという。

「ランニングはバストの下垂や顔のたるみの原因になります。バストを支えている『クーパー靭帯(じんたい)』は、振動によって伸び、一度伸びると戻りません。あまり知られていませんが、靭帯は顔にもあり、これも振動に弱い。ランニングの振動は、靭帯を伸ばして、バストを垂れさせるばかりか、顔のたるみも加速させます。しかも、朝は紫外線の量が多い。朝のランニングは、シミ、くすみ、たるみ、バストの下垂の4つを同時に引き起こすのです。運動するなら、室内でのストレッチやヨガがベター。走ることが好きというかたは、日が沈んでからにしてください」

「水洗顔」と「メイクブラシ」は肌荒れのもと

 

鏡の前でメイクブラシでメイクしている女性

写真/ゲッティイメージズ

「朝はメイクをしていないので、皮脂を落としすぎないように水だけで洗顔する」

10年ほど前から、“洗わない美容法”が流行している。

「皮脂を落としすぎるのは、確かに肌にはよくない。しかし、水洗顔だけでいいのは、本当に皮脂の分泌量が少ない、ごく一部の『超乾燥肌』の人のみ。大多数の人は、朝も洗顔料を使うべきです。なぜなら、寝ている間に分泌された皮脂は、朝にはもう酸化して、『過酸化脂質』になっているから。洗顔料を使ってきちんと落とさないと、角層を厚くしたり、毛穴を詰まらせたり、キメを乱れさせたりします」

また、ファンデーションやチークを塗る際に使うメイクブラシも「肌にとっては強い刺激になる」と慶田さんは言う。

「化粧品売り場の販売員のかたの肌をよく見ると、ニキビの原因になる毛穴の詰まりのコメドがたくさんできてしまっていることがあります。これは間違いなく、メイクブラシのせい。ブラシを肌の上でクルクルするのは、肌への摩擦が強すぎる。ブラシで肌を擦(こす)ることで、刺激から守ろうと肌の角層が厚くなって、毛穴が詰まりやすく、肌荒れもしやすくなるのです」

肌が荒れれば、それを隠すため、さらにブラシで化粧品を肌に擦りつけてしまいがちだ。肌荒れの悪循環を断ち切るにはどうしたらいいのか。

慶田さんはできるだけすべての化粧品を指でつけるようアドバイスする。

「どんな化粧品も、指でつけるのがいちばん刺激が少ないのです。きれいに洗った指で、擦らずぽんぽんと『置くように』つけてください。アイシャドーやチークも、クリームタイプのものを指でつけるのがおすすめです。パウダーファンデーションやお粉は、肌当たりのいいパフやスポンジを使って優しくのせましょう」

どうしてもブラシを使いたい時は、気になるところにだけ、擦らないように気をつけながら使うこと。また、道具選びにも気を配りたい。

「ナイロンのブラシは肌を傷めやすいので、熊野筆などの上質なものをそろえて。スポンジ、パフなどはすべて、最低でも3日に1回は洗ってください。台所用の中性洗剤を使うと、面白いほどきれいになります。100円ショップのもので充分なので、洗い替え用をいくつか用意しておくのもいいでしょう」

朝の野菜・果物、油はOK!ただし選び方に注意

ヨーグルトにグレープフルーツやオレンジなどフルーツの入った朝食

写真/ゲッティイメージズ

「朝の果物は金」というが、美容にとっては、朝に向いていないものもある。

「オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類やセロリ、キウイ、きゅうりなどには、シミをできやすくする『ソラレン』が多く含まれます。紫外線の害を増幅してしまうので、食べるなら日没後に。生で食べる場合も、ジュースで摂る場合も、朝はソラレンを含まず、ビタミンやポリフェノールが豊富なトマトやすいか、パプリカなどを」

肌に意外な悪さをする果物がある一方で、女性が避けがちなある食べ物が、美容のためには必須だという。

「肌のうるおいを保つ『セラミド』は、脂質から作られます。太りたくないからといって極端なオイルカットをしていると、乾燥肌が悪化したり、便秘になって肌荒れしたりと、いいことはひとつもありません。油は適度に摂るようにしてください。

特に、オメガ3、6、9系の脂肪酸を含む良質な油は、肌荒れを防ぐ効果が高いのでおすすめです。オメガ3系脂肪酸はえごま油、アマニ油のほか、青魚にも含まれていますが、意識しないとなかなか摂取する機会が少ない油。加熱に弱いので、サラダやおひたしにかけるなど、生で食べるようにしましょう。

加熱調理には、熱に強いオリーブオイルを使えば、オメガ9系脂肪酸を摂取できます。オメガ6系脂肪酸はコーン油や大豆油、加工食品に使われるショートニングなどに多く含まれているので、それほど意識しなくても充分摂取できます。一方で、オメガ6系脂肪酸は摂りすぎるとアレルギーや炎症の原因になるので、揚げ物や加工食品の食べすぎには注意して」

教えてくれたのは:銀座ケイスキンクリニック院長・慶田朋子さん

慶田朋子先生の顔写真

※女性セブン2019年9月5日号

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