ダイエットの専門医が教える「デブ習慣」と「デブ行動」4選

眠りにつく前、小腹が減ってしまったら? あなたは気にせず眠るタイプ? それとも、何かお腹に入れてから眠るタイプ?

夜食を食べる女性

写真/Getty Images

そんなときの日常の選択のひとつひとつがあなたをデブにしているかも…。では、太っている人とやせている人の違いはどこにある?

10万人以上のダイエットをサポートした、福岡県みやま市工藤内科のダイエット外来の副院長・工藤孝文さんの著書『1日1杯飲むだけダイエット やせる出汁』(アスコム)では、その差について知ることができる。そこで、同書で紹介している、太っている人がやりがちな行動や習慣を4つピックアップ。

“認識のズレ”と“食行動のクセ”がある

冒頭の「空腹のまま眠れるか?」という話は、工藤さんが発見したデブ習慣の1つ。

「数年前まで、私は身長180cm、92kgというおデブ体型でした。もちろん、お腹が減っていると眠れず、帰宅が深夜になった日でも何かしら食べてから眠っていたのです。対して痩せ型の妻は、空腹のまま眠れるタイプだったのです。夜中に眠っている妻のお腹がグゥ~っと鳴ったことに衝撃を受けました。えっ、空腹のまま眠れる人っているんだ!って」(工藤さん・以下同)

やせている妻の生活習慣を目の当たりにし、工藤さんは“やせている人はやせる生活をしている”ということに気付く。そこで出合ったのが、肥満治療の現場でも用いられている認知行動療法だった。

「太っている人には“認識のズレ”と“食行動のクセ”がある。“認識のズレ”は、“空腹では眠れない”、“ストレスが多いからやせられない”、“それほど食べていないのに太る”などの思い込み。“疲れたときは甘いもの”、“デザートは別腹”などは、“食行動のクセ”と呼ばれます。この認識のズレと食行動のクセが、こってりした味や甘いものを好む“デブ味覚”を作ってしまうのです」

認識のズレや食行動のクセによって、深夜に食べたくなってしまう、甘いものを欲してしまうというデブ味覚を作り出してしまうと工藤さん。しかしそれらを我慢すると、ダイエットはよくない方向に向かってしまうというのだ。

我慢したせいで、どか食いをする

太ったお腹の人がドーナツを持っている

写真/Getty Images

認識のズレや食行動のクセで、太りそうなものばかり食べたくなってしまう“デブ味覚”の人。しかし、そのままダイエットを始めるのは逆効果なのだそう。

「アメリカのある実験で、“食べたいものを禁止すると、1.5倍欲しくなる”ということがわかっています。人は太りそうな食べ物を我慢すればするほど、それを食べたくなってしまうのです。例えば、ケーキが食べたい気持ちを1日我慢した結果、夜になってからケーキにシュークリームまで食べてしまった!なんてことはありませんか? 日中、食べたいなと思ったときに小さなケーキを1つ食べていれば満足して、夜に暴食に走ることはなかったはずなのに…」

小さな我慢が、逆にどか食いにつながってしまっては元も子もないはず。それを防ぐには、朝食や昼食は我慢せずに食べるということ。そうすることで、夜に食欲が爆発するのを避けられるのだ。

つきあいやもったいない精神で食べる

ランチのあと、お腹いっぱいのタイミングで、同僚がもらいもののお菓子を配ったとき「今、お腹いっぱいだから、あとでいただくね」と断ることができる? 空気を読んで、みんなと一緒に食べてしまう? 他にも、お皿に残った“最後の1つ”や、子供が残した“あとひと口”など。手を伸ばさずにいられるだろうか?

「食への執着が強い人は、“足りなかったらいやだな”と思い、料理を多めに作る傾向にあります。そして、もったいないという気持ちから、すべて自分の口に入れてしまうのです」

私が食べなければ、捨てられてしまう。場の空気を壊したくない。そう思うとついつい断り切れず、口に入れてしまうという経験はないだろうか。

「食べ物を残す、捨てることに罪悪感を覚える人は多いでしょう。しかし、それではあなた自身の体を食べ物のゴミ箱にしているのと同じです。もっと自分の気持ちを、体を、大切にしてあげましょう。やせている人は、断り上手です。自分の体や気持ちのために、断ることを覚えましょう」

座っている時間が長い

写真/Getty Images

工藤さんによれば、激しい運動は食欲を誘発してしまうため、ダイエット中にはあまりすすめられないという。

「激しい運動やスポーツよりも、運動以外の身体活動(NEAT=Non-Exercise-Activity-thermogenesis)を高めたほうが、消費カロリーとしては効率的です。NEATというのは、立ったり座ったり階段を上ったりといった、日常の動作のこと。エレベーターやエスカレーターを使わず階段を使ったり、駐車場で入り口から一番遠いところに車を停めるなど、『こんなことくらいで?』と思うような“ちりつも行動”がNEATを高めるのです」

肥満者と非肥満者を比較すると、肥満者のほうが1日2.5時間も座っている時間が長かったという報告もあるそう。消費カロリーに換算すると、その差はおよそ350kcal。肥満者は、非肥満者が消費しているポテトチップス約1袋分のカロリーを、消費せずに蓄えてしまっているということになる。

「やせる出汁」で「デブ行動」「デブ習慣」から離れよう

1日1杯飲むだけダイエット やせる出汁

工藤さんが提案するのは、1日1杯「やせる出汁」を飲むことで、まず味覚からデブ習慣を変えていくという方法だ。

味覚が変われば食べるものが変わり、食べるものが変われば習慣が変わる。食べたいものが変わるから、我慢してしんどい思いをすることなく、自分の意志で、食事を変えていくことができる。

→「やせる出汁」のレシピはコチラ

著者:工藤孝文さん

工藤孝文さん

写真/高橋進

福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、大学病院、地域の基幹病院を経て、現在は、福岡 県みやま市の工藤内科で地域医療を行っている。ダイエット外来・糖尿病内科・漢方治療を専門とし、『あさいち』(NHK)『ガッテン!』(NHK)『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)減量外来ドクター、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)肥満治療評論家・漢方治療評論家など、メディア出演多数。日本内科学会、日本糖尿病学会、日本肥満学会、日本東洋医学会、日本抗加齢医学会、日本女性医学学会、日本高血圧学会、日本甲状腺学会、小児慢性疾病指定医。

【データ】
アスコム『1日1杯飲むだけダイエット やせる出汁』

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