研究で発覚。らっきょうを食べて、腸内に“痩せ菌”を発生!

私たちの腸のなかには1000種類以上、数として600~1000兆個もの細菌が存在している。この腸内細菌の活動が腸や体に作用して、健康、そして病気をももたらすのだ。

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写真/アフロ

近年、大きな進歩を遂げている腸内細菌の研究で、太ったり、痩せたりするカギが腸内細菌にあることがわかった。

米国での研究(※1)によると、「肥満型」と「痩せ型」にはそれぞれ、特徴的な腸内細菌バランスがあること、そして太ったマウスの腸内細菌を別の無菌マウスに摂取させると総脂肪量が増えるという。

東京農工大学准教授で腸内細菌に詳しい木村郁夫さんは言う。

「さらに調べると、太ったマウスにはファーミキューテス門の細菌が多く、バクテロイデス門の細菌が少なかったことがわかりました。つまり、この2種類の細菌のどちらが多いかで、太る・痩せるが決まってくるのです」(木村さん。以下「」内同)

この結果からファーミキューテス門の細菌は「デブ菌」で、バクテロイデス属の細菌は“痩せ菌”と呼ばれるようになった。

「“痩せ菌”がエサとしている食物繊維を食べて分解すると、体重を落とすのを助ける働きがある、“短鎖脂肪酸”という痩せ物質が生まれるからです」

痩せ物質“短鎖脂肪酸”の働きって?

脂肪酸とは食品中に含まれる脂質の主な成分で、人の大腸内で生成される短鎖脂肪酸は、主として酢酸、プロピオン酸、酪酸の3種類がある。

「短鎖脂肪酸には、脂肪の蓄積を抑える働きとエネルギー代謝を上げる働きのダブルの機能があり、ダイエット効果を発揮します」

人が太るということは、脂肪細胞が脂肪を蓄えるということだけれど、脂肪細胞には、短鎖脂肪酸を感知する受容体(センサー)がついている。この受容体が短鎖脂肪酸を感知すると、脂肪細胞は脂肪の取り込みを止めてしまう。つまり、脂肪の貯蔵庫の扉を閉めてしまうような状態になり、脂肪が蓄積されなくなるのだそう。

また、短鎖脂肪酸の受容体は自律神経にもあり、ここで感知するとアドレナリンの分泌が盛んになり、交感神経の働きが活発になる。交感神経の働きが活発になると、心拍数が増えたり、体温が上がるため、エネルギー代謝率も高くなるとか。そうすると、体の脂肪が盛んに燃焼されるので、太りにくくなるのだという。

※1:2006年にワシントン大学のジェフリー・ゴードン博士は、腸内が無菌のマウスに、太ったマウスの腸内細菌を植え付けると太りやすいという結果を英国の科学雑誌「ネイチャー」で発表した。

“痩せ菌”の数は食事次第!?

短鎖脂肪酸の受容体は自律神経にもあり、ここで感知するとアドレナリンの分泌が盛んになる。その結果として交感神経の働きが活発になると、心拍数が増えたり、体温が上がったりするため、エネルギー代謝率が高くなるとか。そうすると、体の脂肪が盛んに燃焼されるので、太りにくくなる。

「短鎖脂肪酸には、血液中のブドウ糖の取り込みにかかわるインスリンの分泌を調整したり、脳に直接働きかけて、食欲を抑える作用があることも確認されています」

このほか、アレルギーを抑えたり免疫力をアップする効果も短鎖脂肪酸にはあるという。

ぬか漬けや納豆が健康な腸内環境維持に役立つ

このようにマルチな働きをする短鎖脂肪酸を作るのが、ビフィズス菌や“痩せ菌”といわれるバクテロイデス属の菌。なかでもビフィズス菌は短鎖脂肪酸をたくさん作ることで知られている。

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「そもそも日本人はビフィズス菌を欧米人よりも多く保有していました。それはぬか漬け、納豆、みそなどの発酵食品を日常的に摂取したり、食物繊維をたっぷり摂っていたからです。食物繊維のない肉をメーンに摂取している欧米人にはビフィズス菌は少ないのです」

大腸がんが欧米人に多いのも、腸内細菌のバランスが影響しているから。ところが日本人の食が欧米化したことで、ビフィズス菌が少ない人が増えている。それが近年、女性の羅患率が高いがんである大腸がんや肥満、糖尿病患者の増加につながっているのではないかと、木村さんは言う。

「短鎖脂肪酸を活性化するにはまず、ビフィズス菌やバクテロイデス属の菌を腸内に増やすこと。そのためには“痩せ菌”のエサとなる水溶性の食物繊維を積極的に摂ってください」

人間が食べたものは小腸で吸収されるが、食物繊維はここでは分解吸収ができず、大腸へと運ばれる。これが腸内細菌のエサとなるという。エサが豊富な腸内は菌にとってはパラダイス。たくさん食べて“痩せ菌”を増やし、腸や体に有効な物質を作る。それが血液で全身を巡り、健康効果を発揮するのだ。

痩せ菌を増加させるオススメ食材は?

「水溶性の食物繊維でとくにおすすめなのがオートミールとらっきょう、そしてごぼうです。これらの食物繊維を摂り入れると、ビフィズス菌が短鎖脂肪酸である酢酸を作りやすいことがわかっています」

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さらに、らっきょうやごぼうには、「フルクタン」という脂質の体内吸収を抑える働きがある水溶性の食物繊維が含まれている。特にらっきょうはそれを約90%ももつ。

だから、らっきょうは朝だけでなく、“マイらっきょう”を持参して、外出先でも食べることをオススメしたい。ただし、空腹での摂取や食べすぎは胃に負担がかかるので、1日5粒を目安に。食中、食後に食べるようにしよう。漬け汁にも「フルクタン」がたっぷりと溶け出しているので、捨てずに酢の物などに加えるといい。

食物繊維の摂りすぎはやはりNG

ただし、日本人の食物繊維摂取量の目安は、18才以上の女性の場合、17gとされている。ダイエット目的でヨーグルトと野菜サラダだけを食べればいいというものでもない。

「腸内環境はもちろん、健康的な体作りには、いろいろな食品を摂取することが大前提です。炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルの五大栄養素を摂取するから、第6の栄養素といわれる食物繊維が生きてくるのです」

そういう点からも理想的なのは昔ながらの和食。和食は日本人の腸内にビフィズス菌をたっぷりにし、自然と肥満予防をしていたのだ。“腸”快適生活には、和食が“超”合っているということらしい。

※女性セブン2016年9月22日号

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