お風呂ダイエットに「効果なし」は本当か?医学博士の見解

体にいいのは何となくわかっているけど、誤解されていることも多いお風呂のコト、医学博士の早坂信哉さんに聞きました!

Q.風邪のときは入浴してもいいの?

A.熱が37.5℃以下なら入浴OK

マスクをした女性が,37.00度を示す体温計を持って、「OK」と言っているイラスト

熱が37.5℃以上あるときは体力が低下しているので、入浴は控えるのが無難。しかし、体温が37.5℃以下であれば、入浴してもOKだ。

「入浴の温熱作用で体温が上がると、免疫機能も上がり風邪のウイルスをやっつけます。また、風邪のウイルスは湿気にも弱いので、湯気や蒸気でウイルスが弱まると、のどや鼻の不快な症状も緩和されます」(早坂さん・以下同)

Q.入浴剤は入れたほうがいいの?

A.医薬部外品か浴用化粧品なら○

ピンク色のバスソルトがバスルームに置いてある

写真/アフロ

入浴剤は血行促進、保湿効果、色や香りによるリラクセーションなど、入浴効果をアップする優秀なアイテム。

「入浴剤の種類には、『医薬部外品』『浴用化粧品』『雑貨』があります。医薬部外品は荒れ性、うちみ、肩こり、神経痛、冷え症、腰痛、疲労回復などの症状を緩和する効果が、浴用化粧品は皮膚を清浄にする、皮膚にうるおいを与えるなどの効果が認められています。入浴剤を使うときは用途に応じて、このどちらかを選びましょう」

Q.お風呂で美肌になれるの?

A.うるおいを逃さない工夫で美肌になれる

泡を手でなでるようにして体を洗う女性のイラスト

42℃以上の熱いお湯は肌の乾燥を強めるので、冬でも40 ℃までのお湯がおすすめ。

「入浴後は10分以内にスキンケアを行うことも大切です。肌は入浴後10分までは入浴前より水分量が多いのですが、10分を越えると水分がどんどん減ってしまいます」

また、15分以上の長湯や1日に何回も入浴するのも肌にとってはNGで、洗い方にもポイントが。

「ソープは使いすぎると、肌のうるおいまで洗い流してしまうので、2~3日に1回で充分。タオルなどでゴシゴシ洗うのも肌を傷める原因になるので、ソープを泡立てて手で優しくなでるように洗いましょう」

Q.お風呂に入るとやせられる?

A.食欲を抑える効果はあり!

花びらの浮かぶ湯船につかっている女性

写真/アフロ

熱いお湯につかって汗をかいても、一時的に水分が減るだけでダイエット効果はなし。

「入浴するだけで脂肪が燃焼してやせることはありませんが、お湯につかると血流が分散され、胃腸の働きが抑制されるので食欲を抑える効果があります。また食後に血糖値が高くなると脂肪が蓄積しやすくなりますが、食事の30分後の入浴は高血糖になるのを防ぎます。これらの作用を利用すれば、ダイエット効果も期待できます」

Q.食後や飲酒後に入浴しても大丈夫?

A.食事の1時間前後は入浴しない

バスルームに置かれた時計

写真/アフロ

食事のあとに、満腹で入浴する人も多いはず。

「胃腸が食べ物を消化するためには血液が必要ですが、入浴によって血液が分散してしまうと消化不良を起こすことも。ダイエットなど特別な目的がない場合は、食事の1時間前後の入浴は避けるのがベスト。また飲酒直後の入浴はNG。アルコールは血管を拡張させるため、入浴すると血圧が下がりすぎて脳貧血を起こす原因になるので注意しましょう」

教えてくれた人:東京都市大学人間科学部教授・早坂信哉さん

温泉療法専門医。医学博士。日本健康開発財団温泉医科学研究所所長。入浴を医学的に研究し、『最高の入浴法』(大和書房)など著書多数。

イラスト/トシダナルホ

※女性セブン2019年1月3・10日号

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