美肌&美髪のために絶対に守るべき習慣とケアを専門医がレクチャー

メスを使わない“プチ美容”で、若々しい髪と肌を目指す「美容医療」。

美肌&美髪の女性

写真/アフロ

それを提唱するのが、『あらなみクリニック』(千葉院・静岡院)総院長で、慶應義塾大学非常勤講師の荒浪暁彦先生だ。美容皮膚科医、皮膚科医として美容医療の今を知る先生に、美肌と美髪をキープするために何をすべきかを聞いた。

皮膚科漢方クリニック『あらなみクリニック』総院長・荒浪暁彦さん

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美肌や美髪に特に重要なのは食生活と睡眠

しみ、たるみ、くすみ、ニキビ、アトピー、薄毛などなど…。私のクリニックにはさまざまな症状の患者さんがいらっしゃいますが、そもそも、クリニックでの治療だけではなく、「自宅でのケア」も大事だと思っています。

それは、「体の内側の不調が、肌や髪にあらわれるもの」だと考えるから。体の内部が健康になれば、自然と肌や髪といった外見も健やかになっていくのです。

そのために大事なことはいくつかありますが、特に重要だと思うのは、食生活と睡眠です。

日本人の腸内環境には和食が合う!?

きのこを使った和食

写真/アフロ

食生活でいえば、やはり昔から食べてきた和食が日本人には合っているのでは、と思います。腸内細菌は口から入った食物をエサとしますが、日本人の腸内細菌は古来より和食で育ってきたからです。野菜、海藻、きのこ、発酵食品など、和食に豊富な食物繊維は、腸内の善玉菌のエサになって腸内環境を整えます。

ちなみに、日本人が毎日辛い韓国料理を食べたら下痢をしてしまいますが、それは腸内細菌が減ったサイン。韓国人が大丈夫なのは、韓国人の腸内細菌に韓国料理がベストだからなんです。

腸には、体を守る免疫機能の70%が集中していると言われますから、腸内環境が整うことで免疫力がアップし、肌や髪にもいい影響を及ぼします。アトピーやニキビ、花粉症の症状も、腸内環境を改善するとよくなるケースが多いですね。

それと、育毛には血流が関係していることがわかっていますので、美髪を目指すなら血流をよくすることも大事です。血流をよくするためには、体を冷やさないこと。女性の場合、子宮や卵巣の冷えも大敵です。また、血流をコントロールするのは自律神経で、自律神経はストレスに弱いので、ストレスフリーな生活を送るのも重要です。現代社会では難しいと思いますが、なるべくストレスをためないようにしてみてください。

睡眠の質が低下すると老ける!

ベッドで寝ている女性

写真/アフロ

意外と軽視されがちな睡眠も、美肌や美髪には大事。肌の調子が悪くて悩む患者さんで、「深夜までスマホを見ている」と答える方が多いんですよ。そういう方には、「とにかく早く寝てください」とアドバイスしています。

よく「肌のゴールデンタイム(10時~深夜2時)に寝ていないとダメだ」と言われ、実際、その時間に成長ホルモンが分泌されるので、寝られるにこしたことはないですが、そこが難しかったとしても、1日6~7時間はぐっすり寝ることを心がけていただきたいです。

質のいい睡眠を得るため、寝る2~3時間前には食事を終えること。寝る前に食べると、消化しようとして胃腸が動き続けます。本来、胃腸は睡眠時には止まりたいものですから、負担をかけないようにしましょう。

私は、治療に漢方も取り入れていますが、漢方の世界では、胃腸と肌は直結しているとの考えで、胃腸に負担をかける=肌にもよくない、となるのです。

普段のケアで最重要なのは保湿!

保湿している女性

写真/アフロ

日常の生活の中で心がけたいのは、やはり保湿ですね。みなさん普段から紫外線対策はされると思うのですが、紫外線対策で大事なのは、SPF(紫外線防御指数)よりも保湿。

肌が乾燥していると、角質にできた亀裂から紫外線が入りやすくなりますし、SPFは高いほどかぶれやすくなり肌が荒れてしまうため、そこにSPFの高い日焼け止めを使うと逆効果になることさえあるんです。アトピーの場合も、ひび割れた角質層にアレルゲンが入ると悪化しますので、亀裂を作らないためにも保湿が大事だと思います。

それから、過度なクレンジング、マッサージなど、肌をこするのもNGです。美容に敏感な方ほど多い気がしますが、肌はこすり過ぎずると、メラニンが増えてくすんだり、黒ずんだりしてしまいます。適切なマッサージで刺激を与えるのはいいでしょうが、触り過ぎるのはダメですね。

私自身が普段から心がけているのも、今お話したようなごく当たり前のことです。それでも、満足できない場合は、美容医療の手を借りるのもいいと思います。やはり、自宅でのケアでは限界はありますし、短期間で目に見えて変わりたいなら、美容医療が近道ですね。

メスを入れずに若返るプチ美容とは?

皮膚科漢方クリニック『あらなみクリニック』総院長・荒浪暁彦さん

最近の美容医療は、著書『顔の印象はプチ美容でここまで変わる』(ワニブックスPLUS新書)に書きましたように、リーズナブルな価格で安全に受けられるものが多いです。

「切ったり貼ったりする」というイメージがあった美容整形は過去のもので、今は、メスを入れることもなく、簡単に若返ることができます。ただ、多くのクリニックで気軽に施術が受けられる分、注意も必要です。

例えば、肌のたるみを改善し、ふっくら若返らせるヒアルロン酸注射でも、値段も持続期間もさまざま。私のクリニックでは、高品質なヒアルロン酸を深い層に注入しますので、持続期間は1年ほどですが、持続期間が3か月、というクリニックもあるのです。そういうところは、薄い濃度のものを浅く注入することによって、結果、患者さんの来院回数が増え、お金もかかってしまいます。

皮膚科漢方クリニック『あらなみクリニック』総院長・荒浪暁彦さん

そうして、浅いところに何度も注射をすると、将来、肌が余計にたるむ危険もあります。目先の価格にとらわれず、じっくり話を聞いたり、複数のクリニックを比較することも大事だと思います。

最近は、20代よりもきれいな30代、40代の方が増えていますよね。「私はもういいわ」なんてあきらめることなく、地道に努力をされているのでしょう。普段のケアを心がけつつ、ちょっとした美習慣を取り入れることで、10年後、20年後のきれいに差が出てくると思いますので、プチ美容を試してみるのもいいかもしれません。

著者:荒浪暁彦さん

あらなみ・あきひこ。浜松医科大学卒業後、同大皮膚科入局。静岡市立清水病院、富士宮市立病院などを経て、静岡県島田市および千葉県船橋市の皮膚科漢方クリニック『あらなみクリニック』総院長に。漢方の大家として知られる、二宮文乃医師(現アオキクリニック院長)に師事し、ステロイドに頼らないアトピーの治療法を確立。その後も漢方皮膚科、美容皮膚科でキャリアを重ね、『患者が決めた!いい病院』(近畿/東海版オリコン・メディカル発行)において、東海4県皮膚科医総合評価2位(医療水準のみでは1位)に選ばれるなど、皮膚科医として高い評価を受けている。

取材・文/鈴木知子

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  1. ローズマリー より:

    40代、50代と年齢を重ねてもあの人綺麗ねと言われる女性になりたい。今日から早く寝ようー

    5+

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