当サイトがおくる好評連載『還暦・オバ記者の悪あがき美容道中』。還暦で、バツイチ独身。オバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。これまで幾度となくダイエットに挑戦し、そのたびに挫折。婚活は、連敗記録を更新中。「痩せてイイ男と結婚したい!」――そう切実に願うオバ記者に春は訪れるのか?
今回は、家電量販店で見つけたダイエットグッズのお試し、そして富山県の名産で作ったオバ流のダイエットメニューについて。
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「どうぞ、どうぞ、試してみてください」
すっぴんで、ふらり立ち寄った秋葉原の家電量販店でのこと。「乗るだけでエクササイズ? ふんっ。それで効果があがったら、苦労はしないって」と悪たれをつきつつ、靴を脱いで『ドクターエア 3DスーパーブレードS SB-002』に乗っていた私。どこかの安旅館でもらった、足袋タイプの靴下をはいていたことに気づいても、もうそんなことは気にならないって。
ブルブルブルブル。小刻みな振動が体中に広がることは、乗る前からなんとなく予想がついたけど…。「ひゃははは。もう、いやん。“ここに、これだけのぜい肉がついていま~す”って知らしめ効果、抜群じゃん」と言うと、「意外なところが震えて、びっくりしますよね~」と若い販売員さんはすかさず。
最初は仁王立ちをして全身を揺らしてしたけど、慣れてきたら、スクワットをしたり、ねじったり。振動を強くしたり、弱くしたり。そしたら体の芯からじわ~っと熱くなってきて、ほんの数分なのに、ちょっとした運動をしたみたいなの。
だがしかし、値段を見たら6万円弱。「う~ん、また来るわ」と言いながら降りると、「ぜひ、ぜひ」とこれまたいい笑顔。「今夜はきっとよく眠れますよ」だって。そうなのよ! いつもは5時間寝るとパチッと目が覚めてしまうのに、その夜は7時間ぶっ続けで眠れて、翌朝、スカッと目覚めたの。しかも筋肉痛なし。
実は4日後、もう一度、売り場に行って試したんだけど、この日もドカンと深い眠りに落ちた。50才を過ぎたあたりから睡眠が浅くなって、午前1時に寝たのに、朝方5時くらいになると目が覚めちゃう。
しかもただ目が覚めるだけじゃなくて、たいがいは空腹なの。そうなると頭の中で、“今、食べたいもの選手権”が始まり、「1位、卵かけご飯!」と決まるともうダメ。むっくりと起き上がって台所へ行き、ちゃっちゃと作ってかっかと食べ、とっとと二度寝。これをしだしてから体重は5kg増したもんね。要はぐっすり朝まで眠れたら、余計なものを食べないのよ。
富山の道の駅で出合った”安くてうまい魚”
食べるといえば、その数日後、取材で富山県の道の駅、『氷見』へ。そこで丸々と太ってギラリと光るマイワシとオコゼによく似た赤い魚と出合ったの。どっちも7尾から8尾で300円って安さ、何だ、こりゃ!
日ごろから「安い魚は絶対にうまい」「うまい魚は脳が満足して、バカ食いする気にならない」「よって、安い魚を食べると太らない」と言いふらしている私だけど、いくらなんでもねぇ。氷見から東京まで、乗り換えの待ち時間も入れると約5時間だよ。「重い! 買っちゃダメ」という心の声を、今にも飛び跳ねそうな魚が打ち消して、とうとうお買い上げ。そして作ったのが、いわしの梅干し煮とあら汁。
前から思っていたことだけど、日本海の魚ってなんでこうもお上品なの? いわしの梅干し煮は、サラッとした脂がのっていて、いわしのくせにはんなりとした味で、いままで食べた中で文句なしのNo.1よ。おこぜに似た魚のあら汁も、いったん口をつけたら一心不乱。どんなに小さな身でも逃すまいと、箸の先で小骨から身をこそげ落として「ああ~ッ、うう~ッ」と声にならない脱力声を連発してたわ。
小骨の多い魚は、食べるのに時間がかかるから一気食い防止になって、私みたいな魚好きにはダイエット効果があると思うな。
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オバ記者(野原広子)
1957年、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
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