セーターで着ぶくれ、コートでさらに一回り大きくなる冬のおしゃれ、どうしたらスッキリ着こなせる? 渡辺直美や柳原可奈子といった“ぽっちゃり女子”のスタイリスト・大瀧彩乃さんが、オーバー40のオトナにも似合う、着やせしてスタイリッシュに見える着こなしを3タイプの体形ごとに指南してくれました!
むっちりとした体のラインを強調する不安感から、実際より大きめを選ぶ人も多い。まずはジャストサイズを知り、体のフォルムを知ることが大切だと大瀧さんは言う。
スリーサイズを測ってみるとわかりやすいが、同じぽっちゃり体形でも、上半身と下半身の肉づき具合で3タイプに分けられると大瀧さん。似合う服も変わってくるそう。
「自分の体で太めのところは隠し、細めのところを強調するとスッキリします。
体につかず離れずのサイズがジャスト。正面だけ見がちですが、背中のお肉で後ろに不自然なしわが寄っていたり、横から見たらお腹が出ていることも。下着姿でピンとこなければ、体のラインが適度に出る服を着てみると、自分の体形がわかります」
ではさっそく、自分の体形を3タイプに診断!
上半身ぽっちゃりVタイプ
胸が大きい、二の腕が太い、肩幅が広くがっしり見えるなど、下半身より上半身の太さが目立つ。上半身はゆったりめの服で体のラインを隠し、下半身はタイトめなシルエットで細さを強調するとよい。
●オススメコーディネート例
トップスは、大きな胸をゆったり隠しつつ、首元が開いてすっきり見える、前身頃が着物の襟もとのようなカシュクールが◎。中に着るのはタートルネックや厚手のものは避け、スッキリ見せる。
パンツは、スキニージーンズなどで上半身とのバランスをとる。ストレッチの効いたものだと、動きやすく快適。ロールアップなどで足首を見せ、足元は軽やかさを強調するのも忘れずに。
●スカートなら…
ひざ丈のタイトスカートで細めの下半身を強調。浅めでもスリットが入ると、よりスッキリ見える。
●コートなら…
襟がついたPコートなどがおすすめ。お尻が気になるようなら、お尻が少し隠れる丈がベスト。
●ワンピースなら…
カシュクールタイプの他、襟つきのシャツワンピが◎。胸元とひざ下は見せるとスッキリ感アップ!
下半身ぽっちゃりAタイプ
お腹やお尻など腰まわり、脚の太さが目立つ。上半身はそこまでボリュームはない。上半身はタイトめで細い部分を強調、下半身はゆったりしたシルエットで体のラインを隠すスタイルがおすすすめ。
●オススメコーディネート例
トップスは、鎖骨が少しでも見える首回りの開きがあり、上の方にビーズなどの装飾があると、視線が上に集まり、肉づきのよい下半身が目立たない。丈は腰まででコンパクトにまとめる。
パンツは、足首が出る8分丈のワイドパンツで、ふくらはぎまでの脚のラインを完全に隠す。カーゴパンツなど硬い素材はゴツく見えるので、やわらかめの素材だと軽やかさがアップ。
●スカートなら…
ふくらはぎの途中で分断せず、足首は見えるロング丈。タイトでなければシフォン素材でもOK。
●コートなら…
Aラインのワンピースのようなシルエットで、ひざ丈のもの。お尻と太ももは必ず隠す。
●ワンピースなら…
上はタイトめで引き締め、裾はAラインにふわっと広がるフレアなタイプ。丈はひざor足首丈。
全体的にぽっちゃりOタイプ
バストとヒップがほぼ同じサイズで、ウエストのくびれもないドラム缶体形。全体がぽっちゃりして丸っこい印象。ゆったりめのシルエットが安心だが、ずん胴に見えないようウエストをマークするとよい。
●オススメコーディネート例
トップスは、ゆったりしたデザインで、肩のラインが実際の肩より外側に落ちているものを選び、服の中で体が泳ぐ感じに。面積が大きくなる分、首元はVネックなどでヌケ感を出す。
パンツは、腰まわり~太ももはゆったりで、足首にかけてゆるやかに細くなるテーパードパンツをはくと、トップスとのバランスも◎。ボーイフレンドデニムをロールアップしてもOK。
●スカートなら…
幅の狭いプリーツの足首丈で、肉感を拾わぬハリのある素材。ゴム製のウエストマークがあると◎。
●コートなら…
長め丈が安心だが、重心が下がらないよう着こなしに工夫を。前を開け、マフラーでIラインを作る。
●ワンピースなら…
ウエストにベルトがあったり、胸下切り替えでくびれを演出できるもの。裾はフレアでXラインを。
イラスト/くらたにゆきこ、スタイリング/大瀧彩乃
※女性セブン2018年2月15日号
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