年齢とともに逆らえなくなってくる重力との戦い…セルライトやむくみを撲滅するには、脂肪燃焼マッサージを! 下半身、とくに太ももは加齢によるたるみが出やすい場所。美圧マッサージで固くなった脂肪を溶かし出して!
圧力をかけてもむことで脂肪を溶かし出す
「下半身太りの原因であるセルライトは、普通の脂肪よりも落ちにくく、食事制限では落ちにくいのが特徴です」
こう話すのは、自らが考案した脂肪燃焼マッサージで、20㎏のダイエットに成功した本島彩帆里さん。
「老廃物は重力に従い下半身に溜まりやすいため、マッサージで巡りを良くすることが大切。冷えは太る原因になるので、まずは足先から巡りを良くし、太ももは痛気持ちいいと感じる圧力でしっかりともみましょう。冬の乾燥対策にもなるので、オイルを使って行うとより効果的ですよ」
著書に『もんでヤセない身体はない 燃焼系「美圧」マッサージ』(KADOKAWA)などがある本島さんに、そのマッサージ法を教えてもらった。
まずはマッサージ前の準備
オイル(オリーブオイルでもOK)500円玉大を脚全体に伸ばす。むくみが気になる場合は、塩ひとつまみを混ぜて。

足首を回し代謝を上げる
片手で足首を押さえ、反対の手の指と足の指を絡ませ、ぐるぐると大きく回す。逆回転も。

足の指を刺激し代謝を上げる
足の親指と人差し指を持って、前後に大きく広げる。同様に、全ての指の間をしっかりと広げる。

足裏にある湧泉のツボを刺激
土踏まずの中央(足指を曲げたときにヘコむ部分)にある湧泉のツボから足指の付け根にかけてもみほぐす。
脂肪燃焼マッサージのPOINT
●いろんなもみ方でもむ
基本のもみ方を参考に、「もむ」「つまむ」「ねじる」など、いろんなバリエーションを使い分けることで、脂肪燃焼効果が高まります。
●「痛気持ちいい」力加減で
セルライトがある所ほど、もむと痛みを感じます。これをほぐすには痛気持ちいい力加減が重要。痛い所ほど念入りにもみ出して。
●深い呼吸を意識する
脂肪燃焼効果を促進するには、体の中に酸素を取り入れることが大切。深い呼吸を意識し、リラックスして行いましょう。
●マッサージ前に水分補給を
マッサージを行うと血行が促進されるので、事前に水分を体に取り入れておくことで、老廃物が排出されやすくなります。
●目標は1日1もみ!
効果を出すためには、1度にもむ回数を増やすより毎日行うことが重要。まずは1日1セットで、マッサージを生活習慣に組み込んで。
では、基本のもみ方からスタート!
基本のもみ方
もみ方は8パターン。組みあわせることで、より脂肪が溶け出しやすくなる。
●ぽこぽこたたく
手をグーにしてたたく。最初に行うとセルライトがほぐれやすくなる。
●つまんでスライド
肉をつまんで引っ張りながら、内側に倒す。セルライトをつぶすイメージ。
●もむ
手全体を使って全体の肉をつかんで押しながらもむ。
●つまむ
親指とほかの指で肉を挟むようにしてつまむ、はなすを繰り返す。
●ねじる
固い脂肪は、ぞうきんを絞る要領で、手全体を使ってしっかりねじる。
●押す
親指を使って体重をかけながら押す。ツボを刺激するときなどに効果的。
●流す
手のひら全体を使って押し流すイメージで、ほぐした脂肪やリンパ液を流す。
●グーで流す
グーにしてほぐれた脂肪やリンパ液を流す。よりしっかりと流したいときに。
下半身の中でも、特にたるみやすい太もも。集中マッサージでむくみを解消しよう!
太もも集中マッサージ
●手をグーにして太ももをたたく
手をグーにして、太もも全体をぽこぽことたたく。太ももの裏側も念入りに。これで脂肪がほぐれやすくなる。左右とも行う(以下同)。
●つまみながら、もんでほぐす
まずひざの上あたりの肉をつまみながらもむ。太もも正面、ひざの内側、老廃物排出に効果的なツボがある内ももにかけてもむ。
●そけい部に向かって、グーで押し流す
手をグーにして、ジグザグに動かしながら、太もも全体をマッサージし、やわらかくした脂肪をそけい部に向かって押し流していく。
※女性セブン2017年11月23日号
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