日常にちょい足しを。インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」で心と体を整える

5000年以上の歴史をもち、今なお実践されているインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」。

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日本では美容のイメージが強いアーユルヴェーダだけれど、自分の体質(ドーシャ)を知り、それに適した生活習慣を提示するもので、実践すると、無理なく心と体を整えることができるそう。

そこで、アーユルヴェーダ講師でヨガ・インストラクターの福田真理さんに、その「基本のキ」を教えてもらった。美痩せのために取り入れて。

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あなたはどの”ドーシャ”?まずは自分の体質をチェック!

アーユルヴェーダでは、すべてのものは空、風、火、水、地の5大元素からなる、と考えられている。この5大元素を3種類に分類した”ドーシャ”をバランスよく調和させることが基本。

まずは次のチェックリストで、自分がどのドーシャなのか、確認を。

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もっとも当てはまる数が多いものが、自分のドーシャ。数に差がないドーシャがある場合は、いずれの要素も自分にある、と考えてOK。

【ヴァータ体質】
「風」と「空」の元素を併せもつ「ヴァータ体質」の人は、好奇心旺盛で想像力が豊か。理解が早くて、変化を好む一方で、ストレス耐性が低く、不安を感じやすい。体型は華奢で、皮膚が冷たく、乾燥気味の傾向が。

【ピッタ体質】
「火」と「水」の元素が強い「ピッタ体質」の人は、情熱的でリーダー気質。論理的な完璧主義者である一方で、怒りやすく、見栄っ張りな一面も。標準的な体型の人が多く、暑さに弱く、寒さに強いのが特徴。

【カファ体質】
「水」と「地」の元素をもつ「カファ体質」の人は、物静かで穏やか。言動はゆっくりで、我慢強く、基本的に保守的。体は大きく、がっしりした傾向にあり、体力も◎。ただし、太りやすい傾向あり。

【続いて、体質別の食事と運動の注意点を解説!】

ヨガインストラクターで、アーユルヴェーダ講師の福田真理さんが、アーユルヴェーダの基本を伝授。

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【アーユルヴェーダ食事編】色と味で食材を区分け

アーユルヴェーダの食では、色と味を大切にしている。味は、甘み、苦み、辛み、渋み、酸み、塩みの6つに区分けされていて、ドーシャ(体質)によって好みの味があるという。

また、色が濃い野菜は栄養素が豊富で、体を活性化してくれる、と考えられている。中でも真っ赤なビーツは、女性ホルモンにプラスの影響を与えてくれるので、女性にオススメの食材。味が苦手な人は、蒸したり、ローストしたりすると、甘みが増して食べやすさがアップ。

スパイスの中では、万能薬的に働くターメリックに注目を。肝機能の浄化や抗酸化作用などの効果が期待できる。かゆみや血止め、抗殺菌の作用もあるので、ケガや肌荒れした部分にペースト状にして直接塗ってもいい。また、白湯にひとつまみのターメリックと塩を入れて飲むと、便秘改善に◎。

3つの体質別に説明。オススメの食材と調理法をチェック!

ドーシャ別に体にプラスに働く食材や調理法には違いが。ただし体の声を聞くのが大事。”ルール”ではなく、あくまで”参考”として取り入れて。

【ヴァータ体質】
風の要素が強いことから、体が冷えやすくて、便秘気味の傾向が。冷たい食べものは避け、生野菜よりも蒸し野菜、玄米よりも白米、と消化しやすい調理法や食材を選んで。例えば、サラダを食べるときにも、オイルをちょい足しを。食材は甘みが強いビーツやデーツ、スパイスは体の熱を促進し、自立神経を整えるカルダモンがオススメ。

【ピッタ体質】
体温が高い傾向にあるので、熱の属性をもつ食材やスパイシーなものを避けるべし。甘みが多く、体に水分を補充できる旬のフルーツや生野菜は相性が◎。ブドウやイチジク、リンゴ、アボカドなどを手にとって。

【カファ体質】
水が溜まりやすく、太りやすいので、甘いものや小麦を使った食品は、摂取量に注意が必要。黒こしょうやしょうがなど、ピリッとしたスパイスや食材で、体を温めて、代謝を上げるのがオススメ。豆腐や豆乳をはじめ、豆を使った料理も◎。

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【アーユルヴェーダ運動編】体を動かすことで心も整える運動は?

ドーシャによって、心と体にプラスを与える運動にも違いが。コンディショニングに役立てて。

【ヴァータ体質】
ストレス耐性が低いので、リラックス系の「リストラクティブヨガ」で心身の回復を図って。プロップを使う「リストラクティブヨガ」は、無理のない姿勢でゆったりとしたポーズをとるので、リラックス感が抜群。静かになれる空間で自分を見つめる時間を設けるのも効果的。

【ピッタ体質】
このドーシャの人は、忙しさを好み、活動的。でも、たまには瞑想を主とした「メディテーションヨガ」で思考のリセットを。イライラしやすく、攻撃的な側面を鎮めるのにも役立つはず。

【カファ体質】
のんびりした傾向だからこそ、あえてアクティブに動く時間を設けよう。動きと呼吸でデトックスする「フローヨガ」、ウォーキングやランニングなどを習慣に。体を動かすことで、心もリフレッシュ!

「ヨギー・サンクチュアリ」の「ブランド設立10周年アニバーサリーイベント」でのスペシャルレッスンを再構成

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監修:福田真理(ふくだ・まり)

ヨガインストラクター、アーユルヴェーダ講師。世界的に著名なアーユルヴェーダの名医・ヴァサント・ラッド師が校長を務める「The Ayurvedic Institute(ザ・アユールヴェーダ・インスティチュート)」のもとで学び、米国ナショナル・アーユルヴェーディック・メディカル協会(NAMA)のプロフェッショナル・プラクティショナーの認定資格をもつ。ヨガの指導は、アーユルヴェーダに基づいたハタヨガやマルマヨガなどがメイン

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