「ぽっこりお腹の原因は、肛門周りの筋肉である、肛筋が衰えているからです」と語るのは、“肛筋トレーナー”の久嬢由起子さん。肛門を締める動きを続けたことで10kgのダイエットに成功したそう。久嬢さんが考案した「しりペン体操(尻ペン体操)」について教えてくれた。
「骨盤を支える筋肉は、多くが肛門の周辺に集まっています。この筋肉をまとめて肛筋と名付け、毎日トレーニングしてみたら、インナーマッスルが鍛えられ、お腹が引き締まりました。肛門を締めるのは、便を我慢するときのような感覚。お尻全体にキュッと力を入れてもよいのですが、慣れてくると肛門周りだけを締められるようになります。糸が肛門から背骨を通って、頭頂部まで肛門を引き上げるイメージ。お尻にペンを挟んで“締める”感覚を練習してみて」(久嬢さん)
Step1 肛門に軽く触れるようペンを挿し込む

背筋はすっと伸ばす。手は軽く握る。膝は自然に伸ばす

肛門をキュッと閉じるイメージ
背筋を伸ばして立ち、ペンを肛門に軽く触れるくらいまでお尻の割れ目に挟み込み、肛門にキュッと力を入れる。自然に呼吸をしながら8秒間キープ。これを3回繰り返す。
ペンを挟んだまま腕を軽く前へ伸ばし、ゆっくり膝を曲げて8秒間キープし、元の姿勢に戻す。これを3回繰り返す。
Step2 肛門を締めながらお尻で歩く

肛門に力を入れて閉じる。足首は揃える。目線は前
膝を立てて座り、肛門にキュッと力を入れて締める。足首を揃えて両脚を浮かせ、腕を左右に振ってウエストをねじりながら、お尻で8歩進む。これを3回繰り返す
Step3 肛筋をストレッチして柔軟性のある肛門に

【吸う】背筋は自然に伸ばす。肛門の力を抜く

【吐く】肛門に力を入れて閉じる
和式トイレに座るイメージでしゃがむ。太ももの上に肘を置く。肛門にキュッと力を入れて閉じ、息を吐きながら4秒キープ。続いて腰を後ろに軽く引いて肛門の力を抜き、息を吸いながら4秒キープ。これを3セット繰り返す。
“ながら”肛筋体操も!
「家事の合間にも肛筋体操はできますよ」(久嬢さん)
床の拭き掃除のときにオススメなのが、ハイハイの動きに腰のひねりを加えたポーズ。

肛門に力を入れる。目線は少し上
よつん這いになって肛門を締める。右手は左斜め前、同時に腰をひねって左膝を右斜め前へ。反対側も同様に。
肛筋トレーナー・九嬢由起子さん
クラシックバレエの経験を元に、肛筋ストレッチを考案。著書『やせたいなら肛筋を鍛えなさい』(KADOKAWA)、DVD『やせたいなら!健康でいたいなら!肛筋を鍛えなさい』(Beauens Japan)
※女性セブン2017年9月28日号
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