当サイトがおくる好評連載『アラ還・オバ記者の悪あがき美容道中』。
還暦で、バツイチ独身。オバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。これまで幾度となくダイエットに挑戦し、そのたびに挫折。婚活は、連敗記録を更新中。
「痩せてイイ男と結婚したい!」――そう切実に願うオバ記者に春は訪れるのか? 今回は、オバ記者が目覚めた「階段上り」の極意について。
* * *
「すべての階段を上れ」
いや、ほんとだってば。ここのところ大荷物でも持っていない限り、そんなふうに心に留めて、階段と見れば飛びついているの。
ダイエットの基本はとどのつまり食事と運動。「らくらく」だの、「するする」だのに流されて、食事と運動以外のことをして痩せようとしたけど、ここからは逃げられないとようやく観念したわけ。
食事は“舌先三寸”でゆっくり噛んで味わって食べるようになったら、ご飯の量は半分以下。で、運動のほうはサーキットトレーニングジムに通い、週に2、3日は片道30分をかけて通勤。それで月に1kgずつ減量したけど、やっぱりもう少しスピードアップしたい。いろいろ考えた結果が階段登り。
足をかけたら真上に伸び上がるようにして
きっかけは女性セブン2017年6月1日号の『寝たきりになりたくなければ膝を鍛えなさい』という特集で、トレーナーからストレッチの方法や正しい日常動作を教わったこと。中でも驚きだったのが階段の上り下りよ。
やり方はかんたん。階段に片足をかけたら、真上に伸びあがるようにして、その足と体が一直線になるようにする。反対側の足も同様で、それを繰り返して階段を上っていく。たったこれだけで、足の付け根が動くのがわかり、ひざの存在を感じなくなったの。
「わ~っ、楽~」と感激したあと思ったわよ。これまでいかに膝に負担をかけていたかと。この方法なら負担が少ないから、当然、長続きする。ダイエットの基本である運動を日常に取り入れられるってわけね。
ちなみに歩道橋で撮ったこの写真は、NG例。こんなに前かがみになって登ってはいけません。
【アンケート】あなたの運動習慣について、教えて!
→運動習慣に関するアンケートに、【回答する】
年上の友達にこの話をしたら、「ナンバ歩きじゃないの? 私は階段を登るとき、そうしているよ」と言うの。
ナンバ歩き? 調べたら江戸時代の人の歩き方で、早い話、右手と右足、左手、左足を同時に出す歩き方なの。トレーナーはそんなことは言っていなかったけど、意識してやってみると足の付け根の動き方は同じ。コツは腰骨を前に出すようにして上ること。下りるときも同じよ。
こうすると不思議なことに、階段の20段くらい一気に上っても息切れがしないんだわ。駅の階段、歩道橋はたいがい踊り場があるから、楽勝よ! うふふ。駅のエスカレーターにずらりと人が並んでいる横を、涼しい顔して階段に取りつくときの優越感といったら。「お~い、若いの、こっちにおいで~」なんちゃって。
日焼けが気になる日はマンションの階段上りもいいよ。3階までは軽々、4階もいける。でも5階までくるとハアハア。ちょっと休んで6階、7階。8階のわが家までもう少し! 玄関を開けると汗が吹き出し、そのままお風呂に直行してシャワーを浴びる気持ちよさといったら…。
次回はもっと気持ちいいことに挑戦します。
【関連する記事をチェック!】
●1日30分でOK!美痩せにつながる「ウォーキング」のコツ
●歩くだけで美しく痩せる!美尻効果も期待できる「ポスチュアウォーキング」
●紅葉を見ながらウォーキングダイエット 京都・美人散策のススメ
●長く走ることでしっかり脂肪燃焼!LSDの必須アイテムと継続するコツ
●寝起きの習慣「朝、寝たまま美腹呼吸」でペタンコお腹に!
オバ記者(野原広子)
1957年、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
【この連載のバックナンバー】
●【45】デスクワーク中に手軽にできる「ずぼらヨガ」のポーズ
●【44】仕事や家事の合間にできる「ずぼらヨガ」にチャレンジ
●【43】エステ施術後、体が軽くなった!1か月で2.6kg減を達成
●【42】バリ島発、筋肉の深部のコリをほぐすエステ体験記
●【41】人間ドックの栄養指導で決意「10kg痩せる!」
●【40】食欲を抑える食事法 効果的な食材を見つけた!
●【39】 これなら一生太らない! 食欲を抑える食事法に驚嘆
●【38】相撲巡業で気づいた「私は朝稽古しないお相撲さんだった」
●【37】「運動しても太る人と痩せる人」その違いをトレーナーに聞くと